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DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記6


【ボクはファイアーマン】
アンデッドが跋扈しているCrow’s Nestを歩いていると突然助けを求める声が聞こえたので駆け付けるとこの人の自宅が燃えていた。しかも燃える家の中に彼女の赤ちゃんが取り残されているという。
一にも二にも切羽詰まって猶予のない状況でドラゴンナイトに赤ちゃんを助け出してほしいという。

それは是非もない。すぐさま中に突入しようとすると彼女がアレコレ注文をつけだした。

1.昔のラブレターが机の上にあったはずだから取ってきてほしい
2.宝石箱に結婚指輪があるはずだからそれもついでにお願い
3.でも赤ちゃんが最優先だから。赤ちゃん最優先で余裕があったら残りの二つもお願い

なんか注文多いな!!


しかし赤ちゃんの命が掛かっているのは事実。やれるだけやるしかない。
レッツゴー!


室内に入るなり赤ちゃんの泣き声がタイマーのように鳴り始めるので、まずは1階の書斎を目指して机の上から手紙を拾い上げる。
次になぜか室内にいるスケルトンたちを撃破しながら階段を登って、倒れた書棚の裏から宝石箱の鍵を入手する。

赤ちゃんのベッドがある寝室に入ったらすぐに赤ちゃんを確保して…

…やけにずっしり重たい赤ちゃんだな…


先ほど拾った鍵を使ってテーブルの上に置かれた宝石箱を開けて結婚指輪を回収完了。
最後に浴槽の底に落ちている鍵を拾い上げて1階の書斎に置かれていた鍵付き宝箱を開けて中身を懐に収める。

言っておくがこれは火事場泥棒ではない。
燃える家と共に本来消失してしまう貴重な財産の保全活動なのだ。

燃える家の玄関から表に飛び出る前に一応持ち物確認をして漏れがないのを確かめたら外に出て母親に赤ちゃんと手紙と指輪を手渡す。
頼まれたのはこの三点セットだからな。


それでどうしても気になるんでおずおずと尋ねてみた。

この赤ちゃんトロールだよね?


どうやらこのキュートでKAWAIIバート君は数週間前に小川からどんぶらこどんぶらこと流れてきたらしい。彼女は大きくなったバート君がいつかピカピカの鎧を着て街を守ってくれるビッグな男になってくれると信じている…。

お前は桃太郎か!

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記5


【5番の日記はシャネルの5番で】
Lanilor通りの突き当りにあるマンホールから地下に降りると古い神殿跡の遺構がある。そこの突き当りで出会ったのがこの元香水師の幽霊。この街は本当に街中とは思えないほど幽霊に遭遇する。主人公が霊媒体質なのか、戦禍に見舞われて異常事態が発生しているのかよく分からないが、一見して敵なのか味方なのか分かりにくいのが困る。

さて今回のクエストの依頼主であるこの香水師は世界最高の香水の素材を求めてこんなところまでやってきたが、”ありえない花”と呼ばれる最高の香水の素材を見つけることに成功した。だがそれを摘もうとした途端、その花の香りにより死んでしまう。世界最高の香水を作り上げるその目前まで手が届きながら不運にも命を落としてしまった彼は未練が残り幽霊としてこの場に縛られていた。自分の代わりにその花を採取してきて香水に加工してくれる者が現れるのをずっと待っていたのだという。

それを私に依頼してきた。

うん?

その花摘もうとしたら即死したんだよな?

それって私に死ねということでは?


ね?このすぐ真上にあるから!摘んできてくれたら知り合いに香水師知ってるから案内してあげる!お礼はたんまり!

何か気付いたら既にクエスト受注したことになってる…。私うんともすんとも言ってないのに。
会話の肢は既に私が例の花を取りに行くことを前提にした選択肢しか提示されなくなっていた。これは酷い。仕方ないからこのアスレチックパズルに取り組んで最上段の花が咲いている飛び地まで渡っていく。


これ採取したら毒ダメージでも入るんだろうか?と思いながら念のためセーブして採取してみたが何も起きない。うーん、Baldiniが死んだのは花の香りが直接の原因じゃなくて別の要因だった説が浮上する。
花さえ手に入れたらさっと飛び降りてBaldiniに現物を確認してもらうと大層喜ばれて次はこれを街にいるChanelleという薬師の店へ持ち込んで香水にしてきてほしいと依頼される。ここまでの流れを見る限りでは、どうもこれは単純なお使いクエストの類のようで一安心する。


Chanelleの店はLanilor通りのちょうど中央辺りにあってすぐに見つかった。さっそく店主のChanelleに話しかけるとどうやらBaldiniは彼女の叔父に当たる人のようだ。不幸にも彼が命を落とし、彼の幽霊に頼まれてこの花を持参してきた旨。そして出来上がった香水をBaldiniに届ける約束になっていることを説明したら、無料で香水にすることを引き受けてくれた。ただし香水はすぐに出来るわけではないのでまた時間を置いて来てほしいと言われる。

うーん、順調すぎる。順調すぎて怖いくらいだ。
久しぶりに真っ当な人助けのクエストをやった気がする。
このまま何事もなく香水を届けて終了することを願うばかりだ。


香水が出来上がるまでエルフ語の習得のクエストをこなしたりしながら時間を潰す。これでCrow’s Nestへの連絡通路を塞いでいた巨木の傍を通れるようになった。


Chanelle”出来たわ。手古摺ったけど5番目の蒸留で大成功!さぁこの香りを嗅いでみて”

ふーん、そういうことか。


出来上がった香水をBaldiniに届けると香りを嗅いだBaldiniは完成度に感動して、この香水の作成に助力してくれた私に大層感謝をして成仏していった。

最後は簡単なエピローグを挟んで綺麗に着地したこのクエスト。
登場人物の名前や各所に出てくるキーワードで気付くよね。
なかなかオシャレなクエストだったよ、グッジョブ。

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記4


【平等】
Lanilor通りの廃劇場に入ると中は幽霊たちのたまり場となっていた。彼らは元役者の幽霊でこの劇場で死んだ後も生前に披露した演目の練習を日々続けている。今回の依頼主であるAlfredという名前の幽霊は生前はこの劇団のディレクターだったのだが今はある悩みを抱えているという。

その悩みとは、ずばり観客が来ないこと!

そりゃそうだよ!むしろ何で廃劇場で幽霊のする演劇に客が来ると思ってるんだよ!と突っ込みたい気持ちをグッと抑えてまずは彼の悩み相談に乗る。出演者の二人の幽霊たちがリハーサルを演じているChambers of Bloodという演目のワンシーンがAlfredは満足できていない。彼に満足してもらうため、まずは私自身もこのChambers of Bloodの脚本の資料を探すため劇場の裏手の倉庫に行って台本を探してくることとなった。

倉庫は仕掛けがあったがあっさり見破ることができ、すぐにChambers of Bloodの台本の原本を手に入れて一読する。ふむ、あらすじは分かった。さてこれを演じればいいんだな、と思ったがこのクエストはそこから先が進まない。劇場内の話のできる幽霊とはみんな会話してみて、街の中の幽霊に強そうな人にも話を聞いてみるが誰も反応してくれない。クエストログを読んでもなぜ進まないのかよく分からない。

全然ヒントがないのでついにネットで調べてみたらすぐに答えが分かった。

これ女の役所だから男キャラだと進行しないらしい。

こんなの分かるわけねーよ。
妙なところで細かいゲームだな。地面にソーセージ落ちてても誰も気に留めないのによ。


仕方ないから女に性転換してきました。

キャラクリ真面目にするつもりなんてないから全部初期値のまま。また男に戻せとか言われたら面倒くさいしな。私はロールプレイングゲームでもキャラクリエイトにまったく頓着しない男なのだ。


女になってAlfredに話しかけると私が参加するリハーサルが開始される。とりあえずクエストが進みだしたので首尾は上々だが性転換したことについて全くノーリアクションなのが悲しい。ただ先ほど中身を確認したChambers of Bloodの脚本に沿って三択が提示され正しい選択を一つ選び取るミニゲームが始まる。ちなみにChambers of Bloodがどんなあらすじの話なのかはよく分からない。台本のアイテムが見せてくれるのはワンシーンの台詞だけなのだ。ただタイトルからして碌でもないお話なのは想像に容易い。


順調にリハが進むことにAlfredはさっきから大喜び。ところがさっきから三択だったゲームに四択目が現れる。多分正解は3.なんだけど何なんだろう4.の択は。まるで呪文みたいだ。ちょっと気になったのでポチっと選んでみた。


私が読み上げた言葉に反応してその場に召喚される謎のデーモンLv38。突然の悪魔召喚に混乱する幽霊たち。事情は分からんけど殺せばいいでしょ!なノリの私で舞台の上はカオスな状況に陥る。


とりあえず悪魔は死ねという理不尽な理由でAstarothというデーモンを殺しに掛かっていると背中から私の攻撃する輩が現れる。どこのどいつだと思ったらAlfred含めた出演者の幽霊たちが全員敵に回って攻撃してきていた。どうやら演劇を台無しにした私にみなさま大層ご立腹の様子。

よろしい
この場この時こそChambers of Blood(鮮血の審議室)だ

私は男女平等でLGBTQにも平等で幽霊にだって平等だ。みな等しく死んでしまえ。


全ての惨劇が終わったあと開いた最奥のバリアの先にいた最後の幽霊に話しかけると、彼女が先ほど私が演じた登場人物を演じる予定だったMaraという人だった。
私の演技どうだった?と尋ねたところ惨劇まで含めてパーフェクトという寸評を頂いた。

うん、私こういうのだけは得意なんだ。

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記3


【ヘンゼルとグレーテルは結ばれない】
街の大聖堂の前に広がる大市場の端にアンデッドがケージに入れられているのを見物している人に話しかけたところ、この男Hanselは自室でこのアンデッドに襲われ逃げ出したところ隣にいるDorusという衛兵に助けられたらしい。だが襲われて慌てて逃げ出してきたしまったので自宅に大切な日誌を置いてきてしまった。あの家にはまだ他にもアンデッドがいるかもしれないから代わりに大事な日誌を取ってきてくれないかと尋ねられるのでその程度お安い御用さと依頼を引き受けた。


Hanselはパンとソーセージを逃げ出す際に落としながらここまで逃げてきたので、地面に落ちたソーセージが目印だとアドバイスをくれる。

そんな馬鹿な話が…と思ったらマジで地面にソーセージが落ちてる。

すげぇなこの世界のヘンゼルとグレーテル…。
パンくずじゃなくてソーセージ丸ごと落としていくんだ…。

Hanselの自室まで続いていく無限のソーセージの道を辿っていくと部屋の中に確かに一冊の日誌があるのを発見する。あと喋るトマトも。


一応念のため本を開いて中身を確認すると妙なことが書かれている。HanselはGretelという思い人がいるのだが既婚者らしい。どうにかして彼女を我が物とすることができないか…

…そのGretelの旦那ってDorusじゃねーか!

日誌を読むとGretelと懇ろになるために一計を案じ、アンデッドを誘い込んでDorusを上手く殺害できないか試みようとしていることが分かる。
どうやら何かの手違いがあってアンデッドはHenselを襲ってそれをDorusが助けてしまったようだ。しかしこのまま放置しておけばHenselは再び計略を謀ってDorusを亡き者にしてGretelを手に入れようとするかもしれない。これはDorusに伝えねば。


Henselには日誌を渡さず、まずはDorusに中身を確認してもらって彼の採決を待つ。
私は寝取られ絶対許さんマンなのだ。


彼の冷静な判断に期待しようとしていたら突如ガチギレしはじめるDorus氏。Henselに日誌を突きつけ、Gretelにもこの男がどんな男か滔々と言い聞かせ、


処刑しちゃったー!!?

いや、早い!
判断が早すぎるよ!


ご覧くださいこの清々しい微笑
これが本物のサイコパスです。

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記2


【復讐するは我にあり】
かつてBroken Valleyで不動産詐欺を働いて行方不明になっていた男Willyはどうやら戦禍を逃れてこのAlerothの街に辿り着いていたようだ。というかここにこいつの家があって、理由は分からないが暗殺者ギルドの連中が自宅に踏み込んできてとても困っているので助けてほしいという。だが衛兵たちはこのWillyにあまり良い印象をもってないらしく助けるか否かは私任せということになった。当然助けるつもりなんてないので三番目の選択肢を選ぶ。


君を助けることは出来ないこともないけど、ちょっと良い鎧を買うのにお金がないからねぇ…と口を濁すと慌てて財布を開いて小銭を渡してくる。この金でピカピカのヘルメットを買ったらすぐにウチに来てくれよな!と言い残してまた走り去ってしまった。慌ただしい奴だ。でもさ、

500Gってそりゃないんじゃない?

あのさ、今そこの街一番の大市場のとこで武器防具の売り物見てきたんだけど、値札が大体3万~4万ゴールド台なんだよね。
たった500Gで何が買えるのさ。
私のことをBroken Valleyで会った田舎者だと舐めてるとしか思えない。こんな奴を助ける気持ちはサッパリないので500Gはポケットに入れてそのまま他のクエストを見繕うため通りを進んで行く。


道なりに進んで行くと死者の遺体を火葬している兵士とその遺体を生命と死霊魔術の研究のために利用したいという研究者が諍いをしているところに出くわすのでこれを仲裁する。特に報酬はなかったが、今回の章ではこういうフレーバーイベントがあちこちで起きるので結構忙しい。このFlames of Vengeranceは完全に都市の中だけで完結するお話のようだから、クエスト発生キャラが鮨詰め状態で配置されている。
一通りグルっと回っているだけで10個以上新規クエストが増えてしまった。ああ、忙しい。


そうこうしていると再びWillyが走って来て呼び止めてきた。
うざい。
今度はよく切れる斧が欲しいなぁ~と惚けたらまた小銭を渡してこれで早く買ってこいと催促された。

また500ゴールドだぞ

もう分かってきた。かつてBroken valleyにおいて3回騙されてその度に500G騙し取られたということだから、これはもう一回があるパターンだ。


ほら来たぞ。これで3番目の択を取ったらどうせまた500G手渡されるんだろ。でも、もし私がここで3回目の500Gを受け取ってしまったら私もこの詐欺師と同列に序することになるのではないだろうか。高潔なドラゴンナイトたる私がこんな浅ましい詐欺師と並ぶのもまた腹立たしいので、ここで手を打ち奴の家に行ってその暗殺者ギルドのメンバーたちの顔を拝んでみることにした。どうせ同じ穴の狢だろう。


Willyのお宅に入るとさっそくWillyと暗殺者ギルドのBrancussiと仲間たちが揉めている。
ここから英語の難易度がグンと跳ね上がる。普段聞きなれない単語がビュンビュン飛び出してくるのでちょっと理解しきれない。

そう、私は理解しきれていない!!


マダム・イブの店のヌードパーティの招待状の裏面に書かれていた契約についてWillyと暗殺者ギルドの間で認識の相違が起きているらしい。むむむ、何やら股間にビンビン響くキーワードが飛び出してきたぞ。すごく気になるその”No Clothes Allowed”というパーティ。是非行ってみたい。あとでマダム・イブの店とやらを探してみねば。


それはさておきこんな感じで長文で法律系の単語が次々と飛び出して会話が進んで行く。誰も親切にトラブルの問題点を要約してくれないから、ウンウン唸っていると急にWillyが私に話を振ってくる。というか完全にドラゴンナイトの威を借る何とやらだ。
だがBrancussiの言い分を聞いているとそんなに無茶なことを言ってるようには思えない。要はこの都市の契約と法律に則って契約を盾にWillyに問い詰めているだけだ。それにWillyは何ら反論できていないように思える。いまいち両者の会話が理解しきれていないが。


そうしてこの状況で第三者としての意見を求められる。
はっきり言ってさっきから元の契約が何だったのか。Willyはなぜサインしたのか。その契約が履行されたらどうなるのかその点さっぱり説明がなされないまま両者が押し問答をしているのでどちらが正しいとか言われても見当がつかないんだが一つ言えることがある。

Willyが悪い

もう一度言う。

Willyが悪い


発狂するWilly

ざまぁ!!!


まさかドラゴンナイトが味方するとは思わなかっただろう。意外な顛末に驚きながらも上手く事が済んだことに喜んだ暗殺者のBrancussiはWillyの邸宅に居座ってそのまま差し押さえてしまう。あ、家や財産を差し出す契約だったのね。残念だが無一文になったWillyはBrancussiから追手に追跡させる宣言をされれば逃げ出すほかなく、家を飛び出して行ってしまった。
財産だけじゃなく命まで差し出すような契約しちゃってたのか。どんな契約書だったのやら。


事の成り行きでなぜか暗殺者ギルドと交友が出来てしまったが、関係はこれっきりにしてほしいとはっきりお断りするとBrancussiもそれならそれでも構わないと大らかな態度で物品の売買には応じてくれるようになった。まぁ多分彼らに何かお仕事をお願いするようなことは起きないだろう。だがあのWillyに天誅を下せたことは非常にスッキリして気分がいい。

ここで正直に白状してしまうが、これを進めていたとき私はこのクエストの単語と話術が難解すぎて理解が追い付いていなかった。だからある意味その場の雰囲気で応答の選択肢を選んでいた。だから、ふとこの画像が頭をよぎったのでこの結末に何ら反省するところはない。

WillyやBrancussiの言う事が分からなかった。
とりあえずWIlly死刑にしてみた。