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DivinityⅡ Developer’s Cut -Ego Draconis-プレイ日記21


【霊感詐欺】
助けてくれぇ。
High Hallの炭鉱集落で男の悲鳴が上がる。平凡な農夫のGobieの身に突如災厄が降りかかった。

そこに颯爽と現れる二人の男女。一体どうなさったのですかと男が尋ねたところ、つい先ほど彼の家に幽霊が現れたのだという。幽霊に住み着かれた家などもう住めない。どうすればいいのか途方に暮れているGobieだったが非常に幸運なことにこの二人組の男女はGobieの悩みを解決できる方法があるのだという。何を隠そうこの男Eamonの妻MonaはかのDivineの力を継承した者で彼らは各地でこのような問題を解決してまわっているのだという。


だが彼らの救済もタダではない。聖なるサービスには聖なるお金…もといちょっとした謝礼が必要なのだ。どうかそのことを分かってほしいとGobieと値段交渉を始めるが、蓄えの少ないGobieは家を取るか金を取るかで選択を迫られている。

―――これが事のあらましである。
もう察しがつくだろう。
詐欺だ。
どー見ても詐欺だ。
絶対詐欺に違いない。

今回のトラブルについてどういう方向で解決しようかについては迷わない。詐欺は許さないので手口を暴いてやる。


まずはGobieと会話して、幽霊に憑りつかれた理由に心当たりはないか尋ねてみる。またMindreadingで心の中を覗いて何かウソをついていないか。そもそも幽霊騒動自体が自作自演ではないかを確認するが、Gobieは徹頭徹尾幽霊に怯えていて幽霊が自宅に現れるようになった原因にも全く心当たりがないのだという。ただMonaによる除霊については謝礼を支払う余裕がないので助力を願い出るか迷っているようだ。


次に除霊師Monaと会話してみる。彼女は賊に殺されかけたところを救われた縁でEamonと恋人になりそして今はパートナーとして世界を放浪して旅しているようだ。Mindreadingで読み取ってみるとGobieがウソに気付く前に貰えるものを貰ってトンズラしようと試みていることがはっきりと分かる。
あとはEamonが共犯者なのか、Monaに騙されている被害者の一人なのかが問題だ。


どこでMonaと知り合ったのか、普段どういう生活をしてるのかを尋ねると疑わしい目で見てくるが一応答えは返してくれる。更にMindreadingで読み取ると「この馬鹿農夫がこの全部の嘘っぱちに気付く前にさっさと支払ってくれねぇかなぁ」と考えているのが読み取れた。
あ、これ黒だわ。
別にMonaに誘導されているわけでもないぽい。むしろ主犯はEamonなのか。


まずはEamonにGobieは金が無いんだけど無私の奉仕でもするつもりなのか?と尋ねたところ、このようにのらりくらりと言い訳を述べてお金を取ろうとすることを諦めない。これ以上会話をしても進展は見込めないだろう。ここで私はMonaにはDivineを継承した力はおろか除霊の力さえもない唯人なのは分かっているぞ詐欺師め、と詰問するとEamonも我慢が出来なくなったのか口喧嘩が始まる。


「詐欺師め」
「神の怒りを買うぞ」
とお互いヒートアップしてきたので、そんなに除霊したいなら私がこの場で幽霊召喚するからお前の妻に除霊させてみろ!と言ってSummon Ghostのスキルを発動。


ほいよ。
ゴースト呼んだぞ、さぁやってみろと言おうとしたら驚いて脱兎のごとく逃げ出すEamon。
呆然と見送る私とMona。

なんかこれでクエストは解決となったらしい。
一応Gobieに幽霊はEamonの自作自演だと伝えたところ、よかったよかったと安堵していた。
残されたMonaはEamonに見捨てられこの先どうしたらいいのか途方に暮れていた。
せっかくだしGobieの家に厄介になってそのまま再婚したらいいんじゃ、と思ったがふと考えた。

EamonはSummon Ghostに非常に驚いていたので召喚者ではない。
MonaがSummon GhostしていたならEamonがスキルで呼び出されるGhostを見て驚く理由も分からない。

んー
じゃあ、Gobieが見た幽霊って誰が呼び出したものだったの?

DivinityⅡ Developer’s Cut -Ego Draconis-プレイ日記20


【特戦隊】
Orobas Fjordsにある竜王の丘と呼ばれる遺跡でドラゴンナイトの再来を望む者と出会った。この遺跡はかつてこの地を治めたドラゴンナイトであるOrobasという者が封印されている場所だという。かつてこの世界においてDivineが殺された後、ドラゴンスレイヤーがこの地を訪れこのドラゴンナイトと戦い、そしてOrobasは封印された。今その封印を解くために協力してほしいというクエストになる。
Orobas Fjordsの名称の由来がこんなところにあったとは驚きだ。今このJedediahが語る言葉はDivinityの世界観を示す結構重要なピースの一つなのではないかと思われた。

とりあえずここにある封印を解くためにDrudanaeという霊草とLord Arbenに持ち去られた竜の聖杯を探してきてほしいとのこと。ドラゴンナイトの同胞であり先輩でもあるので封印を解除することには協力したいので二つ返事で引き受けた。Drudnaeという薬草については、High Hallの集落を探索していると商人の家の裏手から入手できたのですぐに解決した。


竜の聖杯についてはTilianというChampon Harbourの兵士長が管理していることが分かった。この人は、偽の罪を着せられて牢に入れられ護送待ちの囚人について、裁判所へ連行される前に殺してきてほしいと依頼してくるような腹黒い奴でもあるので信用ならない。
とりあえずMindreadingで心の中を読み取って、Tilianに本来の目的を悟られないように聖杯を借り受ける算段を取り付ける。一応Lord Arben(の霊)と面識もあるし、(もうDamianの軍勢に焼き滅ぼされてるけど)Lord Arben(の霊)のいる教会の墓室の場所も知ってるんで、”聖杯はLord Arbenの墳墓にこそ相応しい”という理由をつけて彼を説得すると、聖杯を引き渡すことを了承してくれた。

墳墓は焼かれてもう無いんだけどな!


Jedediahの元へ聖杯と霊草を届けるとさっそく儀式に入る。私の指を軽く斬って血を盃に満たし、そして竜の言語による呪文を唱えると封印が解除されたので中に入ることを促される。どうやら熱心なドラゴンの信徒である彼はこの先は恐れ多くて入れないらしい。すごく怪しいんだがここまでやって罠じゃないだろうなと疑いたくなる。


地下は長らく封印されていたはずなのに明かりが灯されており、そこにはOrobasの亡骸が横たわっていた。Jedediahの長年の探求と徒労は全て無駄であったらしい。50年が経って中から出てこれない話を聞いた時点である程度の予感はしていたが、ドラゴンゾンビになってないだけマシではないだろうか。


さてさて、トレジャーハンターとしては竜の亡骸よりも気になるのは彼の横にある大きな大きな宝箱。さっそく開けようとすると宝箱が喋り出してなぞなぞを出してきた。
その場で突如始まるクイズショーをセーブ&ロードを3回も繰り返して無理矢理クリアしたのはイカサマだろうか。
いやこのくらいのズルは許してほしい。だって中身が欲しいんだもん。


遺跡に戻りJedediahに事の経緯を説明すると大変ショックを受けたが、私が次なる竜王、いや竜の運命を継ぐ現人神だと崇め始めた。うーむ、そうなるとこの地を統べることになるのだから今からこの地はNelet Fjourdに改称すべきではないだろうか。いや、なんかNeletだと語感がよろしくない。もっと美しい単語の名前にしておけばよかった。そうこう考えていると誰何の声が上がる。


さっきまでこの遺跡周辺をうろついていた目的不明の者たちが5人集まって来てお前がドラゴンかと寸劇が始まる。カタコトの英語なので微妙に会話がしにくいんだが、要は彼らはドラゴンが憎かったり、ドラゴンを討伐して褒章を得たり首級を飾ったり、ドラゴン肉を食べたりしたいらしい。
え、食べる?


5人で私を取り囲んで、尚且つ彼らの内の一人の魔法使いがドラゴンへの変身を妨害する装置を使っているから竜となって逃げることも叶わないぞと脅してくる。どうやらこの5人は遺跡の周囲でずっと本物のドラゴンナイトが封印を解除するためにやってくるのを待ち構えていたらしい。

だからお前たちは結局何者なんだと尋ねたら妙な変身カットが始まった。


クレッツ!


マークザム!


トーベリスク!


我らヒリュー特戦隊!!!




ええぇ…

ええぇ………

DivinityⅡ Developer’s Cut -Ego Draconis-プレイ日記19


【罠の女】
High Hallのトロール騒動を解決するとHigh Hallの住人たちが閉じこもっていた家々から出てきて集落の活動が再開する中でこの女性から一つの依頼を引き受ける。
炭鉱からトロールが襲撃しはじめる問題が始まる少し前から集落の井戸が枯れてしまっていたらしい。本当はその調査をしたかったがトロールが炭鉱から沸いて出てくるためそれらの問題が全て棚上げされたままだったので、トロールを討伐してみせた私に改めて炭坑内の調査をしてほしいとのこと。そのくらいお安い御用だと軽い気持ちで依頼を引き受けた。


ところが今回指示されて潜った坑道は少し下っていくと景色が一変して真っ赤なマグマがあちらこちらから噴き出している灼熱地獄と化していた。地中からマグマが噴出したせいで井戸水の地下水脈が変わったのかなと思いながらとりあえず地下坑道の状況を調査しながら原因を探していると不意に悪魔と鉢合わせすることとなる。


そしてなぜか私のことを指差して今回の生贄はお前かと言う。悪魔?生贄?どういうこと?


Beatriceに事情を問い質すと、何も知らない私を地下に送り出し最下層に巣食うZaganという悪魔への生贄として私を差し出そうとする魂胆だったらしい。これまでにも何人もの無知な戦士たちが同じように炭鉱へ送り込まれ誰一人生きて帰ってこなかったという。Zaganに生贄を捧げなければこのHigh Hallの炭鉱集落は奴に焼き滅ぼされていたかもしれないので、これは苦渋の選択だったのだと彼女は己を弁護する。戦士でもなく魔法の心得もない彼ら彼女らにとって他に悪魔への抵抗の手段がないであろうことは容易に想像がつくが許すことはできない。

ここは厳しく叱責しようとするとBeatriceは報酬を支払うからどうかZaganを打ち倒してくれないかと私に願い出てきた。報酬を引き出したことは悪くはない。悪くはないがここで即座に手を打つのは下に見られそうで癪に障る。唸っていると「あなたならやれる!私には分かる!」と褒め倒す作戦を始めるBeatrice嬢。
ま、乗り掛かった舟だし一丁悪魔退治といきますか!



やべぇよこの悪魔
ドラゴン形態なのに周囲のNestが雑魚をガンガン産むせいでゲームオーバーになったぞ!

レベル5も下の相手なのに全然余裕ない。
戦闘開始後、Zaganガン無視して速攻で飛行悪魔の雑魚を召喚し続けるネストをぶっ叩いて何とか今度は打ち倒すことに成功した。


Zaganを倒すと坑道は崩落するわで別の穴から出口を目指して無事脱出完了してBeatriceに事の顛末を報告すると大層喜ばれた。
で結局このZagan討伐に見合う報酬っていうのは何くれるんだよと思っていたらマラカイト・ジェム4個をポンと手渡してきたBeatrice様。
確かにマラカイトはなかなか手に入らない貴重品だけどさぁ…さすがに騙して生贄にされそうになった挙句このZagan討伐の報酬として見比べたら…見比べたら…
マラカイト…

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DivinityⅡ Developer’s Cut -Ego Draconis-プレイ日記18


【割れ鍋に綴じ蓋】
Champion Harbourの騎士団長からレッドハンマー氏族のゴブリン討伐の依頼を引き受けてゴブリンの塒にやってきたら横から新しいクエストが舞い込んできた。
Grothと名乗るこの巨大なビホルダーは今回敵ではなくクエストの発注者になる。どうやらこのレッドハンマー氏族に代々伝わる種の歴史を記録するのを生きがいにしている珍しい非好戦的で知的なモンスターのようだ。だが問題が発生しているという。それはこのゴブリンという種は全く自分たちの言語を文字にしたり記録にしたりする気がなく、口伝のみで歴史を語り継いでいるものだからGrothとしてはそれが苛立たしい。

私はゴブリン語は分かんないし今回は何の力添えも出来ないだろうから自分で書き残せばいいじゃん?と尋ねたら「ワイの見た目でどうやって文字書きすんねん!」って逆ギレされた。念動力のような魔法でチョイチョイっとペンを操作したりすることもできないのか。
よくその見た目で歴史学者を気取れるな。ビホルダーなら触手の1本や2本生やしてこい。

Grothの求める人材は、ゴブリンに理解があって、ゴブリン語が話せて、人間語への翻訳とそれを美しくも微に入り細を穿つ文章で筆記できる翻訳家のような人らしい。そんな文学者と学者を掛け合わせたハイスペックな人間Champion Harbourにはいなかったはずだしどうしたものかなぁと思ったが、ふとちょっと前にゴブリンの生まれ変わりを自称する変わった人と話をしたことを思い出した。あれでいいんなら連れてきてみるか。


口もきいてくれないほど怒っていたが今回のクエストが発生したことで会話の選択肢が1個増えた。良かった。この人がクエストに関わってなかったらBellegarでも探し出してきて連れていくしかないかと思っていた。
でもゴブリンの塒に一緒についてきてほしいと頼むと襲われるかもしれないから怖いとか自分は歓迎されることはないと怯えてあまり乗り気ではない様子。うーん、ゴブリンから排斥される恐れが理解できているなら自分がゴブリンじゃないことも理解できているんじゃないのかな。彼のロジックがよくわからない。
まぁ、今回君に用があるのはゴブリンじゃなくてゴブリンの語り部が個人的な用で君を招聘するんだと説得したら急に乗り気になって走って行ってしまった。

まぁその語り部って本当はビホルダーなんだけどな!


レッドハンマー氏族の塒に引き返すと既にGwynはGrothの部屋の仕切りの扉の前に待機していた。すげぇ。お前空飛ぶドラゴンの速度より早くここまで来たのかよ。
しかも既にGrothのことを信奉しはじめていて(彼の主観では)遅れて到着した上に(彼の主観では)Grothに対して頭が高い私のことが気に食わない様子。偏屈なビホルダーの歴史家と自称ゴブリンと主張する半裸のオッサンがこれで揃った。もうお前ら変人同士ずっとここにいろよ。


とりあえず今回は戦闘ナシ。
この二人に関しては平和的で結構なクエストだったが、こいつらが文字にして後世に残そうとしてるレッドハンマー氏族ってさっき私が族長ごと滅ぼしちゃったんだよなぁ…。

DivinityⅡ Developer’s Cut -Ego Draconis-プレイ日記17


【Bellegar式倫理審査会】
Orobas Fjordsのとある洞窟に入ると現れるBellegar氏。今度は倫理審査を始めるらしい。このまま洞窟を奥へと進むとお前の前に二者択一を選ぶ状況が訪れるからいずれかを選ぶが良いと言い残して去ってしまった。この人ドラゴンナイトのこと好きすぎる。ストーカーかもしれん。


第一の問いは女を丸め込んで宝飾品と金品を騙し取ろうとする男とそれに抵抗する女が口論しているところから始まる。腰の剣をちらつかせながら女を脅す男を擁護するか、女性側に着いてドラゴンナイトの名を出して男を追い払うか。
私は秩序側のロールなので当然女性を守る選択肢を取った。すると二人の奥にあった二つの扉の片方が開いて先に進めるようになる。どうやら取った択に応じて先のルートが変わる試練のようだ。


第二の問いは伯爵の行軍に参列し戦場に行こうとする農夫の夫とそれを止めようと説得する妻が喧嘩しているところから寸劇が始まる。それに対して、
1.私が一緒にいるから彼を行かせてやりなさい、未亡j…奥さん
2.私の力を幾らか彼に与えよう(ステータスポイントを分け与える)
という二者択一を迫られる。ステータスポイントがマイナスされるのは痛いところだが前者の選択肢はあんまりにも酷い。どう見てもNTRじゃないか。いや、この際主人公は間男なんだから寝取りか。
いやいや、これはモラル的にアウトでしょう。


なお、ステータスポイントを分け与えて彼が駆け出して行った扉の先を私も辿っていくことになるんだが、次の間に広がるたくさんの死体と旗に描かれた首吊り男の絵が結末を暗示していた。運命は残酷だ。


第三の問いは余命幾ばくも無い老人の願い聞くこと。彼には一人息子がいて最後に一目会いたいが今夜の峠を越えられそうにない私はもう息子に会えないと嘆いているところで二択を迫られる。
1.とても悲しいですね。ゆっくり休んで。良い夜を!
2.あと二日生きる力を私が分け与えよう(VitalityとSpiritポイントを彼に分け与える)

だからその1.の選択肢は鬼畜すぎるだろ!
さっきから何なんだこのイベント。

いくらなんでも道義的にアウトな選択肢を選ばないのであれば強制的にステータスポイントを下げられるっていう罰ゲームさせられてるんだが!


最奥まで到達するとご機嫌なBellegarおじさんが再び登場してステータスポイントを減らした私を煽る。(これは煽ってるようにしか見えない)
そして報酬として弓、ハンマー、両手剣の三つの武器から一つを選んで持っていくといいと言い渡して消えていった。
これで下手な報酬だったら怒るからな!


普通に可も不可もない装備品でコメントに困った。