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Lord Super Chrome

 エジプト製カミソリです。
 Lordという会社は非常に多くの替え刃を生産している会社で、Lordの他にBIGBEN、ASCO、Shark、Racer、Silver Star、Crown、Rainbowというパッケージの両刃カミソリの替え刃はLord社が製造している製品です。基本的に同じ工場でライン違いというものなんだけど、例えばLordというパッケージの中でも更にSuper Stainless、Super Chrome、Plutinumのようにコーティングによってグレード分別がされています。しかもSharkにもStainless版とChrome版があるので、元は一つの会社なのに無駄に生産ラインを広げすぎとしか思えません。正直に言ってなぜ自社製品同士で競合共食いするような販売をしているのか理解できませんが、値段の割りに品質が安定しているのがこの会社の特徴です。

 クロームメッキ処理した刃は未処理のステンレス刃と比較して耐久性が高いと思われますが、具体的に差が数値化できないのであくまで私の感覚として述べますが、正直なところ大差ありません。ほんの僅かにクローム加工されたもののほうがしっかり剃れてるかなと思いますが、刃先の加工精度の高いものを求めるなら素直にジレットかフェザー買えば使用回数も5回は手堅く使い続けることができるので総合的に優れている思います。コスパを求めるならChromeより一回り安いSuper Stainlessを割り切って短い回数で使い捨てしてくほうが良いでしょう。

 下記の通りポイントをつけていっていますが、製品の個体差と体調、髭の伸び具合によって一回目より二回目のほうが数値が高いこともあります。製品によっては初回よりも二回目のほうが当たりが柔らかく剃り残しも減ったように感じることもあります。刃先は劣化していくものなので初回より二回目のほうが悪いに決まってるんですが、なぜかそう感じることが稀にあります。今回テストに使ったLord Super Chromeは3回目から刃先が劣化したと思われ、ヒリヒリ感がきつくなりました。肌はヒリヒリするが剃り上がりの滑らかさは5回使ってもステンレス製より上をキープし続けていました。痛みを感じないうちに交換するとなると結局ステンレスと同じ程度の回数で次の替え刃に切り替えていかなければいけないのであんまりお得感はないかもしれません。

回数
価格(100枚単価)
入手性
耐久性
鋭さ
滑らかさ
1回目
10GBP
3
4
5
4
2回目
3
3
4
3回目
3
3
3
4回目
3
2
3
5回目
2
2
3
6回目
破棄

尚、評価は5段階により最上位得点を5点とする。

価格………100枚購入時の金額
入手性……店頭、通販問わず日本での入手のし易さ
耐久性……数値が低いほど捨てたくなる。尚、剃り味とは別物
鋭さ………少ない力でヒゲを切断する能力
滑らかさ…剃り残しの多寡

靴磨き

 連休で天気が良かったので久しぶりに靴を磨いた。
 一時期はハマっていて一週間~10日に一度のペースで磨いていたが、情熱を失った今は、高い頻度で靴を磨く必要性がないことに気づいたことも相俟って半年に一度~一年に一度くらいしか磨いていない。
 久しぶりにシューケア用具入れを開いたところペネトレイトブラシがカチカチに固まっていた。毛先が固まるとは聞いていたが本当に固まるとは……。力任せに押し付けたら案外どうにかなったが、たまには湯通しが必要かもしれない。

Gillette 7o’clock Sharp Edge

言わずと知れたカミソリ界の王者ジレットの黄色。
まぁ特に言うことなし。文句なく剃れる。肌にヒリつくようなこともなく、耐久性も素晴らしい。私の場合5回は余裕で使えるから大体先に述べたMerkur Super並みのスペックと言える。そしてお値段はMerkurの半額以下なので、懐に余裕があって少し良いカミソリを使ってちょっと上質な生活をしたいというならおすすめしたい。数十円の差額を惜しまなければ大体このランクの替え刃使えば間違いないと言える。しかしこの手の両刃ホルダーに手を出す人って徹底的なコスパ厨だとか髭剃り趣味などという奇特な人間ばかりだからあんまり意味のないアドバイスになるのだ。

両刃のジレット替え刃について「この替え刃いいな」って思うようなマトモな頭をした人はそもそも多枚刃・安全カミソリ(ジレットフュージョンプログライドとか)を喜んで使う人であろう。そういった最新式の安全カミソリは特に難しい刃先コントロールや面倒くさい下準備の儀式をしなくてもそのままスパスパ剃れる。
であるにも関わらずわざわざ手順の多い両刃カミソリで髭を剃ろうなどという珍しい人間がこのような安牌なアイテムを使うだろうか。つまり優等生であるが故にディープなカミソリオタクたちからは特に際立った評価をなされないというある意味不遇な扱いをされている出来すぎ君みたいな奴が両刃カミソリ替え刃のジレットである。

 当たり前のように品質良くて、可も不可もないと話のネタにもならないんだよね。

回数
価格(100枚単価)
入手性
耐久性
鋭さ
滑らかさ
1回目
14GBP
3
5
5
4
2回目
5
5
5
3回目
5
5
4
4回目
5
5
5
5回目
4
3
4
6回目
3
3
3
7回目
2
3
2
8回目
破棄

使用ホルダー:Merkur34C
尚、評価は5段階により最上位得点を5点とする。

価格………100枚購入時の金額
入手性……店頭、通販問わず日本での入手のし易さ
耐久性……数値が低いほど捨てたくなる。尚、剃り味とは別物
鋭さ………少ない力でヒゲを切断する能力
滑らかさ…剃り残しの多寡

Merkur Super

 Merkur34Cに付属してきたオフィシャル替え刃の使用感について。
 初回はもちろん剃り味良し。切れ過ぎず、丈夫で比較的長い耐久性がある。5回使用したところでそろそろ他の刃を使いたくなったので捨てましたが、自分としては頑張れば8回はイケるんじゃないかと思うほど刃先のクオリティは高い。流石ドイツ製でメーカーオフィシャル品質といったところ。
 やはり気になるのはお値段で、一枚当たりのコストで考えるともう一段下位ランクの替え刃を3~4回使用で回していったほうがコストパフォーマンス的には優れるんじゃないかと思われる。だって8回イケるって言ったけど実際はやっぱり難しいよ…。特に苦行や修行に興味なければ4~5回で捨てる替え刃だと思います。プレゼントで貰ったらうれしいけど自分ではわざわざ買わない、そういうタイプの商品です。