「Warcraft3」カテゴリーアーカイブ

Tower=Human

 一年ぶりということで本格的にリプレイを落として見ているんだけど、Human Mirrorが糞化してませんか?
 Hum vs NEはDryadの引き撃ちと終盤の熊が相変わらずHumanのT2ユニットと相性悪くて、2nd確保や序盤・中盤での立ち回りが最重要になるのは理解できる。Hum vs UDは序盤UDの立ち上がりが遅いこともあって即2ndでDest牽制にMass Towerは当然みたいなのも理解できる。
 しかしHum MirrorがT2 Mass SB勝負というのは面倒くさくて敵わない。個人的にHumを使っていて一番嫌いなユニットはMorter Team、そして二番目にCaster関係。一年前の即T3でナイト同士ガチバトルはやっていて楽しかった。お互いどっちが先にT3に辿り着けるかレースするみたいな競争感覚があるし、下手にGry出すとDHRを出されて結局DHR合戦になる不毛な展開をお互いきちんと理解していたから、ナイトとHero3種の王道編成で勝ち負けも分かりやすい。まあ、そんなゲームだから一つのゲームが終わるまでも20分程度でどうにか収まる。
 ところが最近では、(Humanってアンチユニットが多く、個々のユニットの性能が低めで、Towerに頼らないとどうしようもない種族だけど、)本格的にTower頼りの複数金鉱プレイが当たり前になったようだ。即2ndは嫌いじゃあないけれど、自分が2nd取ると相手も必死になって2nd確保してくるか、2nd潰しに来るかの二択になってしまい、前者なら無駄にゲーム時間が長くなってしまう。そして後者だと大嫌いなTowerを大量に建てなければ持ちこたえられない。結果としてゲームが単調になる。先生…たまにはTowerなしでも互角にガチバトルしたいです…。

今月の目標

 こんにちは。お久しぶりです。
 リアルが特に忙しいというわけでもなく、巡回ブログを確認して、ニコニコ動画で10分ほど見たい動画がないか見て回るくらいしかしてない状況です。しかし、本格的にWarcraft3の音声編集に熱を入れてしまい、ここ一週間の時間のほぼ全てを音声編集に注ぎ込んでいました。
 音声編集はWC3のmpqファイルを閲覧しながら、希望のボイスデータをwav形式モノラルに変換してmpqファイルにインポートするだけの地味な作業だったんですが、如何せんその数が膨大で、Humanだけで17ユニット、そして一つのユニットに当たり12個~20個ほど最低限必要なボイスが出てきます。それを選定するために数千~一万近くのボイスデータを一つ一つ確認しながら当てていくため、例え一つ当たり2秒のボイスデータでも一日に視聴して吟味するのにかなりの時間を要しました。
 音声データのソースには困っていないので、ソースを探す作業から始めなくて済むのは不幸中の幸いなのですが、やはり適材適所という言葉通りのボイスを吟味するのは苦労しました。何とか一週間かかってHumanの全ユニットと、中立Heroの半分(BeastMaster,Naga Seawitch,Tinker,Pandaren Brewmaster)は完全に終了。その他の中立Heroについては使用機会がないと思うので、Humanを使い続けている以上これ以上の負担増はないと思うのですが、もし他種族を使うことになるようならば、専用のボイスをまた一から選定しなおさなければなりません。
 当初は各ユニットに全く別の声優の声を当てていたのですが、統一感から考えると各声優あるいはソースキャラクターごとに整えてやったほうがいいと判断しました。それでも一部のどうしても使いたいソース不明単独ボイスのために自由な割り振り用ユニットも作りましたが。
 ところで編集作業をしているうちに、これが結構楽しいことに気付きました。もしかしたら声優オタクの芽が芽生えたのかもしれません。アニメやゲーム等の声優には全く興味がなかったのですが、経緯はともかく、こうして数多くの音声ばかり聴いていると各声優の魅力というのが何となく分かってきました。言ってみれば、真っ暗の舞台で声だけで演じる役者という感じでしょうか。演劇はその動作行為こそが演技だと思っていたのですが、声の果たす役割の意外な大きさというのを知ることが出来ました。
 さて、次は編集したボイスデータで遊ぶ段なんですが、前回の動画以来全くゲームをこなしていないのでまだまだ一年ブランクを引き摺っているはず。目標は今月以内に一新したこのボイスデータでのプレイ動画をアップロードしたいところです。

久々にいい長文読んだ

36 名前:名無しさんの野望[] 投稿日:2007/02/08(木) 18:40:00 ID:s7YEFN/E
最初は苦戦してたマスタロンに勝てるようになったブレークスルゥは何?
トッププロの話に疎いからわからん
43 名前:名無しさんの野望[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 20:44:38 ID:T7UVpKq9
>>36
大きく分けると4K.Grubby、deadmanの意地、blizパッチの3っつ。
お笑い担当ヒーローにすぎなかったティンカーを3rdにで用いる
マスタロンという戦術をmoonが生み出したという事は既に知られていたのだけれど、
当時のmoonは国内予選で早々に敗退し、世界大会には滅多と顔を見せない存在で、
おまけに彼には「強さを兼備えた奇術師」というレッテルが貼られていたので、
(貼ったのはGrubbyをはじめとした韓国を含む世界中のトッププロ)
世界的には超一流という評価をまだ得られていなかった。
それに加えて、韓国はリプレイの出てこないTVリーグ戦が多く、
マスタロンが生み出されてからそれが全世界に広まるには若干のタイムラグがあった。
世界中にマスタロンの衝撃が走ったのは、Zacard vs sprit_moonのリプレイ。
もはやWC3シーンで最も重要な歴史上の出来事となった感のあるこの試合で
Zacardはゲーム開始から終了までmoonを時には罠にハメ、時には周到に包囲し、
時には隙を突いて猛攻を仕掛け、時にはcreeping中の隙を遅い、とやりたい放題踏み躙り、 moonのヒーローを殺し続けた。最終決戦直前、ヒーローのLvは1、2、1のmoonに対して、 Zacerdは4、3だったと思う。foodでもzacardが勝ってた。稀に見るワンサイドゲームだった。 そして決めにかかったZacerdはmoonの軍を本陣から少し離れた場所まで巧妙に釣り出して、 したそう悪くは無い場所で最終決戦を迎えた。ところがその最終決戦にmoonのマスタロンは完勝してしまう。
そのリプレイのZacerdのAPMは僕の記憶が確かならば378。
当時のGrubbyはおおよそ160~180だったので、だいたい2倍の操作量。
しかも、最終決戦までのZacerdのプレイが余りにも完璧だった上に、
そこからZacerdは無敵に近い成績をEUで収め続けたこともあって、
たった1つの負けリプレイによって世界的にはZacerdはGrubbyよりも強い、
という評価を行う向きすら主流になってしまったほどだった。
44 名前:名無しさんの野望[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 20:46:30 ID:T7UVpKq9
それが露と消えて歴史の1ページとして過ぎ去ってしまったのは、
sprit_moon vs 4K.Grubbyという頂上対決でGrubbyがmoonを2-3と
ぎりぎりの所まで追い詰たのと、Grubby vs Zacの頂上対決で
Grubbyが当時の評価を覆して勝利してしまったのが原因で、
マスタロンがGrubbyに通用しない理由を一言で言い表せば、
それはもう「Grubbyだから」としか説明のしようが無い。
2つめの理由の「deadmanの意地」だけれど、これを理解するには
deadmanとGrubbyの関係を知っておく必要がある。
deadmanは元マップハッカーという経歴を持ち、
世界で最も敬意を払われていないプロゲーマーだった。
特にGrubbyは、幼稚で粗暴な性格のdeadmanをおおいに嫌い、
同時にdeadmanもGrubbyを嫌い、物凄い対抗心を燃やし続け、
因縁渦巻く名勝負を繰り返し続けた。そしてGrubbyはそれに勝利し続けた。
今やWC3シーンで最も重要な人物となったWE.IGE.Skyが世界デビューした大会では、決勝戦が中国のマイナー選手vsシーンから隔離された感のある米国の選手だったという事もあって、Skyが優勝したことや、Skyのりプレイよりも、極上の名勝負となった
Grubby vs deadmanのベスト8をかけた対決の方が注目されたほどだった。
45 名前:名無しさんの野望[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 20:47:01 ID:T7UVpKq9
で、その「Grubbyのorcに数年に渡って負け続けているdeadmanのNE」という歴史的事実と、
「orcに絶対負けないNE、moon、マスタロン」という2つの相反する現実は、
即ち「deadmanは雑魚」という、deadmanにとっては屈辱的な結論に結びついてしまっていた。
それを拭い去るためにdeadmanは、対戦相手がNEの場合は、自身のraceであるNEを捨て、
あえてorcを使用することで、その屈辱的な評価を拭い去りにかかった。
当時はマスタロンのおかげで「NE>>>>>>>orc」というくらいに、
orcは完璧に詰んでいるとさえ言われており、初級者からトッププロまで
勝ちたい輩は猫も杓子もマスタロン、という惨状だった。
そんな、自らの評価を覆す為には1敗も出来ない最悪の状況下で、
deadmanはorcを使ってNEに勝ち続けた。中には「Grubbyのorcよりもdeadmanのorcは強い」
とか、Zacardよりも強いんじゃないかなんていう馬鹿まで出てくるくらいに勝ち続けた。
そのdeadmanが中核に据えた戦術が、ヤケクソとも思えるような本気mass raider。
そして第三の要素が、blizがマスタロン強すぎるという声に応じる形で出した
牛キャスターにサイクロンをはじめとした魔法効果の時間が大幅に軽減されるパッチ。
これら、Grubbyの「頑張れば勝てる」、deadmanの「マスライダー」、blizの「牛キャスターパッチ」
の3っつの相乗効果によって、マスタロンは確かにorcには効果的だけれど、
決定打にはならないし、チーズでもない、という評価に落ち着いた。
>>35
「やりあえている」が「五分以上の戦跡を収められている」なら、そんなNEは存在しません。
「勝っている」ということであれば、達人remindがスマートな決めうちでGrubbyを下したり、
白い魔術師4K.Zeusが超魔術を発動してGrubbyを身も心も折りきったりしています。