「MMOG」カテゴリーアーカイブ

Closed Beta3

 Beta3の招待メールが発送されたそうですが、私のメールボックスにはありません。これはOpen Betaまで待つしかないのでしょうか。大きなタイトルなだけにOpen Betaでわざわざ餌を見せる必要もないと判断することもあるので、下手すればオープンまでプレイする機会がないかもしれません。
 海外の友人が一人、当ったそうですがその他の友人たちは私と同じくハズレを嘆く哀れな子羊たちです。Beta Cliantにしては大きい5Gサイズのダウンロードらしく、もし当選してもダウンロードだけでかなり時間かかりそうですね。製品版もこのくらいのサイズを想定するとなるとインストールでかなり時間がかかりそうな悪寒。
 EQからの中心人物が抜けたり悪い話が続いてますが、ゲームの基礎を築いた初期のコアチームが抜けたあと、見て分かる通り後半のゲームデザインが悪くなったWoWのようにならなければと祈っています。まぁ、開発者がどんどん入れ替わっていくのは良くある話なので気にしないようにしたいもんです。

スキルベースのゲームに関する弊害

 先の記事で最後に触れた通り、スキルベースのゲームでは全ての責任は自己に帰属します。ただ、このことを理解せずスキルベースのゲームは素晴らしいと説いて周る人がいますが、あれは間違いだと思います。
 「MMOGは時間をかけた廃人ばかりが得をして毎日残業してる俺たちはいつも2番目だ」、「ただ時間をかければいいゲームなんてツマラナイ」と言う人の言い分も理解はできます。他人より劣って平静でいられる人間というのは少ないもので、大抵の人は人の本能として他者より強く、他者より先へ、他者より上へといった競争心があるものです。故に人間社会、資本主義社会というのは成り立っているわけなんですが、そんな事はここでは置いておいて。どうしてただ時間をかければいいゲームが一番楽なんだということに気づかないんでしょう。
 頭も体も要りません。ただ画面の前に座って時間をかければいいわけです。思考もせず、ただ同じルーチンワークをひたすら繰り返すだけの一次産業的な最も原始的で最も最低動作基準の低いこの方式を低レベルなゲームだ、と言うことは人類の過去を「あれは知的/文明レベルの低い労働手段だった」と解することになります。確かに、人類の過去の歴史として第三次産業が大きく社会進出し始めた頃、そして第三次産業が産業の中心となりつつある現代日本で一次産業というのは日陰になってしまっています。しかし一次産業は、社会の最も底辺を支える土台として最も重要な位置を担っています・・・と話が破綻していますね。
 話はゲームに戻して、このようなスキルベースのゲームは希望だけではありません。人によってPing値が違うことから「アイツはラグが酷いから一緒にプレイすると迷惑になる」ということも起こりえます。その上、機能面だけならまだマシです。「アイツはスキルがないから一緒にはやらない」といった問題が起こるでしょう。スキルベースゲームというのは誰もが対等という奇麗事があるからこそ、対等な条件でプレイヤースキルのない人間、学習能力のない人間というものは嫌われていきます。一度RTSやFPSで真剣にプレイして屈辱を味わうと分かります。
 日本人は表面上は曖昧にして本音を覆い隠し個より和を尊重する傾向が高い民族なので、日本人間では特に表立って何か言われることは少ないでしょうが、これが反動して裏ではボロクソに言われるものです。対して外国人は頭からボロクソに言い、いないよりマシだが俺たちの足を引っ張るようなマネだけはするなと言われることもあります。反対に素晴らしい仕事をすればこれ以上ない褒め言葉で賛辞を送ってくるので両極端と言えば両極端なものです。
 スキルベースのゲームというのは和ではなく個で扱われる部類のゲームであり、確かにチームワークが必要な場面もあるものですが、最終的な責任は個に強く依存します。責任逃れをしたいもしくは誰のせいでもない、結果からこうなったんだという明確な責任の帰属が薄い日本社会ではこうした社会的な面から見るとスキルベースのゲームというものは、あまり発展せず衰退していくのではと思います。
 スキルベースのゲームが人気を博し増えていく昨今で、現在のスキルベースゲームはシステム的な問題、ネット環境問題など多く抱えているでしょうが、それらが解決された後、最終的に問われるのはこの問題だと思われます。現在スキルベースのゲームが素晴らしい、スキルベースなら誰もが対等だと謳っている人は最後に自分自身のスキルが足りなくても、システムが悪いなどと子供の八つ当たりのような愚痴を垂れないようにしてもらいたいものです。
※スキルベースゲーム
ここでいう”スキルベースゲーム”とはスキル値によって可能性が依存するUOやMoEのようなスキル値ゲームという意味ではなく、プレイヤーの瞬間判断、操作力に強く依存した自己操作量/判断力の試されるゲームです。
前述のスキル値依存ゲームでは時間をかけて徹底的なルーチンワークをすれば上げれますし、そんなものスキルゲームとは言えないと思います。

Beta Announce

 Vanguard-Saga of Heroes-のClosed Betaアナウンスが着てた。ゲーム歴に関する質問や個人情報を入力して後はMicrosoftからBetaクライアントの送付を待つのみ。なんと言っても次世代MMOGと大胆不敵なことを言ってるようなチームだから、かなり期待している。PvEコンテンツにPvPコンテンツを混ぜる事に関しては未だ公式フォーラムでも賛否両論だが、PvEとPvPが中途半端なものになってしまい、挙句後半のコンテンツ不足やRaidコンテンツの難易度強化のしすぎで逆カジュアル化してしまったWoW(少なくとも私がプレイしていた頃はそうだった)の二の舞にならないことを祈りつつ、メールボックスを眺めてます。

Dungeons&Dragons Online

 はいはい。さっそくFilePlanetから落としてやりましたよ。Dungeons&Dragons Onlineです。名前の通り、TRPGの古参Dungeons&DragonsのWizards of the Coast IncとTurbinが協力して作成したオンラインゲームです。現在ストレステストを一部会員のみによる有料βをしています。
 有料会員でも3日間しかプレイ期間を与えられていないので、あまり多くは書けませんが、結論から言えば「まだまだ出来が甘い」と言わざるおえません。以下概要を含めて長い長ーいプレイ感想を述べます。
 まず第一にシステム面から。最近のゲームにしては割と重い、というより一つの都市からフィールドへの人口展開がないため(どうしてなのかは後述)、人が密集しがちです。これはEQ2などのゾーンへの人口集中分散型ゲームとは別の意味で重たいです。
グラフィクス 
 気になるグラフィクスですが、デフォルトの基準でEQ2のBalanced程度。つまり影描写などもあります。グラフィクス面は他ゲーム同様プレイヤーのハードに合わせて変更可能です。EQ2では水面の反射や光源処理、光源から投影されるプレイヤーキャラクターの影などの面で、プレイヤーのハードにかなりの要求をしてきましたが、D&D Onlineではさほどこの、光源処理が重たくなっていません。

 しかし他方、EQ2のBalancedである程度動かないマシンにすれば、いくらか設定を落とさないとかなり厳しいグラフィクスシステムを要求していると思います。来年を目処にリリースするゲームとしては割りと標準レベルでしょうか。ただ旧マシンユーザーにはVGAやメモリー面でのハード強化することを要求することになりそうです。
クエストとダンジョン

 ミッション遂行型のクエストシステムとダンジョンを兼ね合わせたもので、基本的にスキル制の戦闘システムです。生産というものはありません(見落としてるかも)。且つ、戦闘はクエストを受けてダンジョンをクリアするというミッション型。具体的に例を言うと、
・NPCと会話してクエスト又は依頼を受ける
・NPC周辺の街の扉からダンジョンへ
・様々なトラップがあるダンジョン(モンスターもいます)を進んで、大きな宝箱を開けて目的のブツを入手
・脱出して再度NPCへ話しかければクリアした証として報酬がもらえます。
というシステムです。ダンジョンの難易度はプレイヤーが自由に選択でき、Normal(一番簡単) – Hard(そこそこ難しい) – Elite(かなり難しい) という順になっています。このダンジョンですが、基本的にゾーン制。しかし、途中で死んだりミッション失敗すると生き返って体力を回復させた後、再度同じ難易度で同じダンジョンに戻れば、WoWのInstanceのようにある程度の中のモンスターは倒された状態になっています。また同様に一度開けた宝箱も空いた状態で二度アイテムを手に入れることはできません。ちなみにダンジョンは一つ一つ、かなり仕組みやトラップに手が込んでます。ただし、宿以外でのHP/SP(Spell Pointつまり魔法の唱えれるポイント)の回復手段がないに等しいので(ポーションでもHPの30%ほどしか回復できない)、一度だけ使えるダンジョン内の回復ポイントを利用する以外はHPの自然回復すら見込めません。よって、どれだけHPを残してボスまで辿り着けるかという点からモンスターの数はかなり少なくなっています。モンスターをバッキバッキ倒して進むというより、トラップを回避しながら慎重にドアを開けて先へ進むダンジョンです。個人的にこういうダンジョンは面白いし大好き!
戦闘システム
 スキル制と述べました。基本的に右クリック1回で手に持っている武器を使います。剣や棒などは振りかざして殴るモーションで、弓矢の場合ターゲットを選択していないと矢を撃つことは出来ません。この右クリックで行なうモーションでダンジョン内の樽や木箱を壊すことで、中からお金や、先に進むためのドアを開ける鍵などを手に入れることもあります。モンスターを倒してもお金やアイテムはドロップしません。稀にあるかもしれませんが、あくまでボスなどの一部モンスターのみみたいです。
魔法システム
 Spell Casterのクラスを選択するとキャラクター作成の際に数ある魔法スペルの中からいくつかの魔法を選択して予め持つことが出来ます。さらに選択した魔法がCharacter Sheetの一番右側のSpellというタブを選択してその中から3つだけ、使える状態にできます。逆に言えば、プレイヤーキャラクター作成時にいくつスペルを持っていようと、同時に使えるスペルは3つまでという制限があります(Wizardの場合)。他のCaster/Healerでは同時に使える魔法が多少違うかもしれませんが、大体こんなもんでしょう。また、魔法を詠唱するにはそのための触媒が必要で、大抵はプレイヤーがゲームワールドに放り込まれた時に初期アイテムの一つとしてもっているので大丈夫です。
UIシステム
 この辺がゲームの出来を微妙という由縁でもあります。チャットウィンドウが3種類(General/Guild/Party)の3種類しかなく、コンバットログが取れない、またGenetalにEmoteも敵のメッセージもシステムメッセージも何もかも入っているので、ウィンドウの小ささも相まって実に使いにくい。またショートカットキーが他ゲームに比べて分かりやすい(想像しやすい)ものではないので、結果、左上に見られるコマンド一覧が必須。敵のターゲットもTabがあまり遠くまで飛ばないこと、また遠くのターゲットはシステム上出来なくしているということで、なかなかコツが掴みにくい。
 結論、現在Stormreachという街周辺までしかマップが作成されていないようですので、フィールドを探索して見つけた洞穴でワッと驚くダンジョンを楽しんでみたい私としては箱庭感覚でしかないD&D Onlineは初日で微妙な点数をつけられて終わりました。一日30分くらい、サクッとクエスト1個クリアして寝ようというプレイスタイルの人にはかなりオススメ。ただ、本当に初めてのダンジョンの難易度は難しいです。そりゃもうマジで。

VanguardのClass概要

 海外の個人ファンサイトで色々と調べてみた。こういう”これからプレイしてみたいゲームのキャラをわくわくしながら妄想する”のは、ゲームを調べる→購入する→始める→プレイ中→やめる、という一連の過程の中で最も楽しい時間だ。
まだ、Vanguard Teamから完全なクラスデータは出されていないので、得られた情報の限りで書きまとめてみようと思う。
Fighter
Warrior
Pure Meleeに特化したHeavy Tank。着れる装備もプレートと、文句なくTank。
Paladin
DivineダメージをベースにするTank。対アンデッドの場合アドバンテージが高いかもしれない?
The Dread Knight
Dark MagicによるダメージをベースにするTank。過去にあった(らしい)Shadow Knightをこっちに統合したみたいです。EQでいうところのShadow Knightの位置づけですね。
The Inquisitor
詳細不明。まだ未公開らしい。
Offensive Fighter(つまりDPS)
Ranger
VanguardのRangerは既存のRangerとDruidを組み合わせたハイブリッドタイプになる。Melee/Rangeで共に高いDPSが出せ、ステルス機能、Track機能を備えている。さらに若干ながらGroupのステータスアップになるスペルも覚えることができるという。EQだとRangerのDPSとBRDのステータスアップを足した感じ。
Rogue
DPS特化。
もちろん戦闘中であろうとなかろうとステルス万能でステルスから様々な攻撃アビリティが出せる。またSneakでPick Pocketができるという面白機能も備わっている。特徴的なことに、Intがステータスの重要な面を担ってるらしい。盗人は頭がいいという発想か?
Monk
肉体を武器に戦うTank寄りDPSということだが、あまり詳しくはわからない。
Bard
最近、ゲーム内に追加されたらしいが、Vanguardから正式なクラス概要が発表されていないため不明。
Berserker
Monkと同じTank寄りDPSということだが、あまり詳しくはわからない。自分の命を顧みずTankを助けるために血を流すとかなんとか書いてあったから、自己犠牲系Tank Salvage?
Healers
Cleric
HealとDebuffに重点がおかれたタイプのヒーラー。たぶんPlateも着れるだろうな。MeleeDPSが思っているより出やすいらしいので、EQ2のTemplarよりはマシか。
Shaman
Vanguardから正式発表がないためクラス概要不明。どうせDebuff特化だろう。想像できる(笑)
Blood Mage
このクラス大人気の予想。
Healthを使ってヒールするタイプの一見変わったヒーラー。さらにマナを使って敵のHPを吸い上げるというらしい。しかし、Vanguard TeamはBlood MageをただのLife Tap型ヒーラーよりは複雑なものにしたいらしいので、比較的テクニカルクラスという扱いか。
Disciple
KojanとQaliaという2種族のみが選択できるクラス。よくわからんがChiというコントロールからマナを吸い上げ云々言ってるので、Clericとは違うタイプというのは明白。使ってみるまでわからない。
Arcane Casters
Sorcerer
Qalia,Thestra,Kojanが選択可能なCaster DPS。Fireballとか撃てるらしいが、未実装かもしれないとかナントカ。
Psionicist
Qalia,Kojanで選択可能なCaster DPS。味方強化のBuff盛りだくさん。基本的に100 concentrationのbuff可能域を持っていて(これはEQ2をプレイするとわかるシステム)、95個は永続可能。残り5個はとっかえひっかえやりくりするらしい。また、CCにも長けている。Psionicistはただトレーナーのとこにいけばスペルがもらえるわけではなく、世界中を旅して自分で力を手に入れなければならないという。
Necromancer
全国の死体ファンの皆さんお待たせしました。
Necromancerと言えばどのゲームでも死体、骨、化け物の扱いに長けているクラスですよね?Vanguardでも同じです。僕の友達はゾンビ君・・・・URYYYYYYYYYY !!!
Druid
DruidからHealerの部分を削り取った残りがVanguardのDruidらしいです。Healがなくなった分、移動速度上昇スペルなど、便利スペルが勢ぞろい。あなたも今日から運送業者。
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これらの情報にはHermitの意訳とほんの少しの言葉遊びが混じっている部分があります。また現在VanguardはBetaテストの初期状態なのでこれが製品版のクラス情報と正しく一致するとは限らないことをご了承ください。