「Strategy」カテゴリーアーカイブ

Thronefall


まことにお恥ずかしながら10/2付のUpdate2.06が入るまでファイナルのトーテントのボス戦に勝てませんでした。いや、いいところまでは進むんだけどボスが第二段階に移行して分身をガンガン生成しつつジャンプ攻撃で本陣にダメージ入れられまくるところで最後本陣が耐久できずに負けてしまうんだ。本陣前のバリケードとか城壁とか意味ねーじゃん。本陣の城壁内に着地されてそこで分身生成されたら逆に陣内が阿鼻叫喚になるしマジどうすんのこれと思っていたらアップデートでナーフされた。

ついでにアップグレード施設が2つ削除されたけど、変更後のおかげでなんとかメインキャンペーンを最後まで遊び切れた。

結局熱心に最後まで遊んでトーテント以外の全クエストクリアしてエターナルトライアルも全実績クリア。
実績用のクエストは、大体ちょっと構成詰めれば大体何とかなるレベルだけどステージ7~10の間に1ステージに1個くらいは手癖じゃ解かせないぞというガチ目のお題が紛れ込んでいてそれがなかなか歯応えがあって大変よろしい。結構首の皮一枚で繋がったという場面も少なくなく、一手やることが遅かったら間に合わなかったなとクリアした後になって気付くクエストがいくつかあった。

フライフォートのクエストEとかだいぶやばかった。
その後に控えていたクエストFもなかなか目標スコアの2万が届かず四苦八苦したな。
ただコントローラーで気軽に遊べるという点で、タワーディフェンスとコントローラーって意外と悪くない組み合わせだなと思った。
クエストとかミューテーターとか考えなければ本当に気軽に遊んで好き放題に敵を撃退して気持ちよくクリアできる(接待してくれている)ゲーム。

Fabledom


Banishedみたいなコロニーシミュレーションだと思って遊び始めたけど何だか少し違って残念だった。
非常に上から目線で失礼だけどすごくイージーなんだよね。餓死はほぼ発生しない、住民は逃亡しない。家がなくても住民が凍え死ぬことはないし、病気になることもほとんどない。それでも定期的に移民だけはガンガン入植してくるからひたすら人口がインフレしていくということなので緊張感がない。

逆に言えば、そこまで肩肘張らずとも気軽に遊びはじめて適当に建築物を配置しまくって、生産効率とか住民管理とか抜きにデザイン優先の街づくりをしていてもペナルティがないとも言える。大概のコロニーシミュレーションでは、領土の拡張と共にどこかで景観や都市計画と効率性についてトレードを迫られる宿命を背負わされているため、何かを妥協しなくてはならなかった。
要はこのゲームを作った会社のチームは既存のコロニーシミュレーションと比較してそこで差別化したかったのだろう。


キャラクターを含めたゲームのデザインが完全に低学年の子供向けなんで、本来は大人がやるようなゲームじゃなかったのかもしれない。
アーリーだったし、2、30時間遊ぶともうやることがなくなってしまった。
変な挙動やバグもないし何らおかしなところはないんだけど、特筆して他人におすすめできるほどの美点が見つかるほどのゲームでもない凡作というのが正直な感想だった。

マジカル★ポーション工房

去年の4月にアーリーが開始され、即座に購入したもののずーっと寝かせてた(時間がなくて後回しにしてたとも言う)のを、日本語化されたという噂を聞きつけワンプレイしてみた。
最初はよくある工場シムなのかなぁと思っていたんだけどそれは勘違いだったようで、どうもクラフト系日常ゲームっぽい。少なくとも去年プレイしたAlchemist Simulatorよりは断然面白い。

日本語化もほぼ完璧で不満はないレベルで、魔女のグリゼルダの自宅兼工房に居候させてもらいながら弟子としてポーション作成と師匠のグリゼルダや冒険者からのクエストを引き受けて各種ポーションや素材を納品するというゲーム。
まず真っ先に感じたのが、何と言ってもBGMがいい。フィールドの環境音もいいが工房内におけるBGMとSEが特に素晴らしい。魔法のポーション作りというファンタジーのワクワク感と大型フラスコがシューシュー蒸気を上げて音を吹き、ポーションを詰める瓶を木箱に用意すればガチャガチャと瓶同士がこすれるSEが工房という場の雰囲気を作りプレイヤーたる私の気分を盛り上げる一助になっている。
商品棚にポーションを陳列すればやはりカチャカチャという音が商品が並んだという合図となるし、お客さんがポーションを購入するときにも瓶の音がなり、彼らがお店の玄関を跨げばちりんちりんと呼び鈴のような音がなる。このゲームは全く持って音の使い方が上手い。


クエストは主にお使いなので人によっては単調でつまらないと思うかもしれない。私はお使いクエストは次のレベルの素材や採取エリアが解放されるための儀式のようなものと割り切れるタイプなのでお使いクエスト自体はあまり苦でもない。クエストは納品アイテムが指定されたものばかりなので、納品指定のポーションを大量生産するのにどういう風に工夫しようかなというところでやりがいを感じていた。

ゲーム自体は面白かったんだけど操作性だけはあまりよろしくない。キーボードだとWASDでクオータービューを移動させるのは違和感あるけど、コントローラーで操作すると今度はインベントリーの操作に手間ばかりがかかる。いいとこ取りしようとするとモンゴリアンスタイルに行き着くんだろうけど今回は根性でコントローラー操作を続けていた。
メインクエストが終わって各種投資も全部終わって、装備品の強化も9種全部アップグレード完了したのでやることやり切った感があり一応プレイはここまでで終了することにした。終わってみればプレイ時間40時間だったので、クラフト系ゲームとしてはボリュームはカジュアルめだと思う。
DLCで追加コンテンツとして新フィールドや新素材、新クエストなど色々拡張できそうだけど、そもそも工房のスペースが狭すぎるのでそれをなんとかしてほしかったなと思った。惑星一個とまではいかないけど、自動化ゲームらしさをちらちら見せてくる割りに、本格的な自動化をしようとするとあれも足りないこれも出来ないというのは矛盾してるなというのが残念だった。
カジュアルクラフトゲームとしてはとてもよく出来ていた。

ISLANDERS

海上シティビルダーだと思ったらスコアアタック・パズルだった…。
ゲームプレイ画面とかレビューとか注視せず、パッケージの見た目だけで買って失敗するというのが身に染みた。

Divinity:Dragon Commander


4XストラテジーとRTSと政治シミュレーターを悪魔合体させた意欲作。
やりたいことは分かる。だがちょっと待ってほしい。これ3つも混ぜる必要あった?
別に議会の意見がどう転ぼうと戦況に影響を及ぼさない内政パート、4Xストラテジーをやらせながら勝率が悪い条件でもドラゴン一発で盤面を引っくり返せるRTS部分。お互いがお互いの足を引っ張り合ってるようにしか感じられない。ゲームバランスはそんな感じなんで途中からは内政問題はもう適当に決めちゃえばいいやと思って、同性愛は法律で禁止するけどキャサリン将軍のレズビアン性癖は肯定するとか矛盾する判断だしまくり。それでも人間関係破綻することなくゲームとしては続いてしまうところにやっぱりモヤモヤしてしまう。


個人的にはRTS部分さえ面白ければ良かったんだけど、テクノロジーが揃ってくるとどんどんゲームが簡単になってしまう。特にボンバーバルーンの対地爆撃能力とインプファイターによる航空支援が優秀すぎて、こいつらをセットで運用して地上兵器の支援させてたら地上戦は大体丸く収まってしまう。まぁ、そのボンバーバルーンをアンロックするまでが長いんだけどね。

結局ストーリーのあるキャンペーンモードを一周したら満足してしまった。
政治ゲームとしては楽しかったけどRTSとしてはちょっとな、といった感じ。