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Lara Croft and the Temple of Osiris


前作Lara Croft and the Guardian of Lightをいつプレイしたっけ?ってブログを検索したら2010年って表示された…。
かなりショック…。

14年経って続編を今さら攻略しました。
いや、本当に今さらって感じだったけど記憶の中の面白かったLara Croftと比べるとなんか魅力に欠ける。アクションもそれなりに求められるパズルだけど、チャレンジトゥーム含めてステージ数が10ちょっとじゃあボリューム不足感は否めない。購入金額はワンコインだったんで価格に対するパフォーマンスとして最低限は満たしてるけどフルプライスでこれは駄目だろう。
Steamの購入ページでは記載漏れしているけど日本語選択と日本語声優の吹き替えもきちんと含まれているのは良かった。ララの声優がリブート版の人と同じだったので違和感なし。ララのグラフィックは旧作寄りの画風に戻っているけど時期的にこちらのほうがリマスターより前の作品だから不満は言えない。

相変わらずデバッグをきちんとやって、テストプレイもお金かけてやっているのか、パズルもアクションも決定的に詰まる部分はなくバグらしい挙動も特に見当たらないんだけど、慣れてくると消化試合かっていうほどスルスルと攻略できてしまいあまり歯応えがある感じではない。コンセプト的にGuardian of Light後継カジュアルなトゥームレイダーなんだろうけど、表示価格は全然カジュアルじゃないんで、どこを向いて作ったゲームなのかよく分からない。作り込みで言えばGuardian of Lightのほうがしっかりしてる。

Lunistice

色々と3Dプラットフォーマーを遊んできたけどこれが価格とバランスが丁度いいかも。
1面約10分で合計15ステージしかないんでサクサク進めば2時間で終わる。デフォ設定では自キャラの足元に影が出来なかったり、スムーズターンがONになってるとキャラクタの振り向き動作がゲーム的には不利になっていたり少し不満はあるけど、とにかく難所で詰まらないし後半はソニックみたいに駆け抜けるステージが増えてきて爽快感が上がっていくので遊んでみて純粋に楽しい。

BGMも割と爽やか系なので、アクション良し、ステージの長さ良し、音楽良しの三拍子揃っていて、とりあえずソニック系のプラットフォーマーアクションに求められる要素は一通り満たしてるジェネリック・ソニックアドベンチャーみたいな感じ。
一度クリアすれば追加で別の特性を持った2つのキャラが解放される。
これは隠れた良作だと思う。

Unravel

糸でキャラクターの移動制限を考慮しつつパズルを組み立てる。なるほど、そう来たか~。
大体のところ手癖で解けるけど、一部は解法を閃いて気付けるかどうかが試されるような難易度になってる。雰囲気的には癒し系ゲームだし、テーマ性から言えば難しいゲームをクリアした達成感を感じるゲームというより遊び切ってメッセージ性を伝えたいゲームだなと思ったけど、この難易度はあんまり癒しになってないんじゃないかな。特に序盤のステージで部分的に急に難しいパズルが用意されていたり、初見殺しの罠が後半は続々と登場する割りに実績としてノーデスクリアとかが用意されていたりする。

パズルゲーって一度クリアすると二度目は鮮度がなくなり単純作業になってしまうんだけど、トロコンするためにはこれを周回する必要があるという二律背反する性質をもってる。絵は綺麗だしBGMもいい。プラットフォーマーアクションと呼ぶには半端で、パズルゲーと呼ぶには上記の通り謎の実績要素がある。ゲーム性よりテーマ性に重きを置いて、もののついでに実績要素を後付けしていったといった造りだったのかなと邪推する。

Pumpkin Jack

コミカルなノリで楽しく遊び切るのがモットーっぽいアクションゲーム。
こういう外人特有のノリノリなテンションのゲームぼくは好きだなぁ。

雑魚を蹴散らす爽快感もあるしトロッコアクション、カートレース、馬ドライブなど遊園地のアトラクションのようなミニゲームも盛り沢山でハロウィンやクリスマスの時期には是非お子さんにおすすめしたいゲームの一つになる。
残念ながら大人向けの深みのあるシナリオではないし、ゲーム性も凝ったものではない。子供向けと言えばそうだけど、ゲームってこういうのでいいんだよ!こういうので!を地に足ついて実践してるいいゲームだと思う。

アクションある。戦闘ある。ボス戦ある。パズルある。
うーん、これで逆に無いものはなんだろう?っていうくらい何でもある。そしてどれも絶妙な難易度とボリュームを交互にプレイヤーに体験させてテンポとして飽きさせない工夫が見て取れる。そろそろ慣れて飽きてくるなっていうところで上手く次のアトラクションが始まる遊園地っていう感じ。

定価3400円は総ボリュームから見たらなかなか強気だけど、セールで8割引きとかになってるんでワンコインならすごいお得。
自信をもって他人に薦められる。

Middle-Earth Shadow of War

クリアしたときに確認したら総プレイ時間は前作の2倍になってた。エリア数4つもあるし、全部のエリアで自軍を作り上げて完全に準備万端に整えてから最終決戦に向かったんで、ほとんどが下準備のようなものだったんだけどやりごたえのあるゲームだった。

やはりネックは多くの批評に見られるようにオークの小隊長たちの名乗り上げをスキップできないことかな。最終的にスコアを確認したら248匹のオークを支配していたんで、殺した数と合わせると300匹以上と渡り合った経験から言えば、名乗り上げを楽しめないとこのゲームを楽しめないと断言できるほど、この部分で明確に好き嫌いが分かれると思う。ゲームスタジオは発売後の様々な批評を受けてバランス調整はやったんだけど、名乗り上げはスキップできないままなので開発者としてここは譲れないというラインがあの数々のオークたちの特徴的な名乗り上げなんだと思う。

エンタリエルの関わるメインクエストの他に複数のメイン級の長編クエストもあり、ドラゴンにも騎乗できるし植物の精霊が作った巨獣に乗ってバルログのタルゴロスとガチンコ恐竜ファイトもありのプレイヤーを飽きさせない作りになっている。
何でも出来るしオープンフィールドでどこまでも行けるという自由さが最大の売りなので、キャラクターをガチャガチャ動かしているだけでも楽しかった。ただ操作系が煩雑になりすぎた弊害もあり、乱戦では思ったところにキャラクターの攻撃が繰り出せないことが多かったり、昇る気がないのに壁をよじ登ろうと掴み動作をしてしまったりと細かいストレスが非常に多かった。
終わった今となっては良い思い出だけど、プレイ中はゲーム開始から30時間ほど、章立てで言えば第2章中盤くらいから軍団集めと蒐集物のコレクション関係でフィールドをウロウロしているときが一番つまらない時間帯だった。

ただそれも第三章に突入して纏め上げたオーク軍団が実際に攻城戦を始めたり、砦を奪還しに来た敵オーク軍団を撃退するための防衛戦が行われはじめ、それらのあとにクライマックスに向けたシナリオの盛り上がりがはじまるとじょじょにテンションが上がっていき。
そしてエンディングはやはりそうなるよねという物悲しい結末だった。タリオンはただ家族が好きで故郷が好きな普通のお父さんだったんだよなぁ。最後は生と故郷に執着して、指輪の力で心を取り込まれて結局九人衆の一人になってしまった。
ゲーム中、第三章終了後に自動的に手に入るアイテムでナズグルの特徴的な仮面を装備できるようになった時点で、ああやはり彼がそうなのかと察してはいたけど皆この世界の人たちは指輪の魔力に抗えないんだなぁ。登場人物がどいつもこいつも秒で指輪に魅了されていく様はホラーでした。