「Action」カテゴリーアーカイブ

Dishonored

 10年前のゲームで有名だけどそういえばやってなかった。Bethesdaのゲームはプレイヤーの自由な選択を尊重するタイプのゲームが多く、MODを導入したり遊び方をこちらに丸投げされたりするイメージがあるためなぜかあまり遊ばない。なぜかというと、オープンワールドでプレイヤーの自由を売りにするゲームもまぁまぁ色々遊ぶんだけど大体が20時間も過ぎるとロールプレイにも飽き、自然と効率プレイに近寄っていってその先に大きな目標もなく、メインストーリー半ばでサブクエストや脇道を目一杯遊んだらメイン放置でそのままゲームを辞めるパターンが多いからだ。やはり日本人の性なのか、ある程度ストーリーで縛って行先をガイドしてくれるほうがありがたく感じる。
何してもいいよって言われたら、じゃあ何もしないっすわってなるのが俺。

その点、このゲームはフリーハンドながら一応チャプター毎の目標をクリアするとそこで一段落着くようになっているので遊びやすかった。チャプターとインターバルがあるおかげで、今日はここまでプレイしたら終わる、明日はこのチャプターを最後までやろうといった具合で進捗を管理できる点でモチベーション維持に繋がった。

スニークで侵入して障害を一つ一つ丁寧に排除しながら、不殺プレイを最後まで押し通したら実績達成したけどこれ5.7%しかクリア率がなかった。結構みんな普通に殺ししてるんだねってクリアしてみて驚いた。サブイベントで決闘などもあったから普通にやってたらどこかで殺しちゃうんだろうな。F5とF9のクイックセーブ、クイックロードが便利だったので頻繁に巻き戻して何度も何度もやり直しできたのが便利だった。

本編は全く殺さなかったのでDLCは逆に出会った人物皆殺しにする暗殺者プレイでクリアしたけど、殺しアリの手法だとゲームが簡単すぎてあんまり面白くなかった。このゲームは特殊能力のブリンクが便利すぎてちょっと使用頻度を縛りプレイしないと簡単にクリアリングできてしまう。潜入ルートが自由すぎるためすぐに効率の良い潜入ルートでサクッと突破できてしまったのであまり難しいとは感じないゲームだった。

Darksiders2 Deathinitive Edition

 前作クリアした後にもう暫くこういうアクションRPGはやりたくないかなと思っていたけど、何を思ったのかセールしてるのが目についた時に思わず買ってしまっていた。
序盤は前回とはキャラも違って操作感が180度変わったなと思ってたけど攻略が進むにつれて顕著になり、前の主人公より動かして面白いわ今回の主人公ってことで結構のめり込んでしまった。前作と違ってゲーム途中からでも難易度変更が出来るようになっていたのも安心材料の一つで、最悪詰まったら難易度下げてゴリ押ししちゃえばいいやとプライド捨てて遊んでいました(結局難易度下げずにクリアできましたが)。

 総括すると前回と比べて確実にこっちのほうがゲームとして面白くなっていました。武器強化は難易度ノーマルなら要らないんじゃない?って思うけど良いproc引いてガチガチに強化するとアホみたいにクリティカル出してライフ吸収しまくる無限機関が出来上がっちゃって無双感半端ないし、お手軽に最強プレイできちゃうのはプレイヤーに優しくてヨシ。

 前作と比べてパズル要素減っちゃったのが残念だけど焼き直しパズルさせられるのも面倒だし削って正解だったかな。ボスの攻略がギミック攻略っていうのも今思えば前回は度が過ぎていたように見えるし今回くらいのバランスが適切なんだと思う。でもこういうゲーム性だったら他にもっと良作や先駆者と言われるシリーズがあるし、じゃあDarksidersらしさって何だろう?って言われると難しい。今のところデビルメイクライやゼルダの伝説の二番煎じあるいは劣化版という印象は拭えなくて、オススメアクションRPG教えてって言われて他人に薦めるなら手堅くまとまってるゼルダとかになっちゃうんだよね。

余談だけど、ストーリー上必ず倒さなくてもいいボスのコイツの攻略がこのゲームで一番難しかった。
最初にこいつとかち合うレベル帯だと2発で死ぬ状況だったから10回ほど挑戦してとうとう打倒を諦めた。その後レベルを上げて装備を強化してレジスタンスを盛りまくった装備を持ち込んだら漸く属性ダメージがギリギリ耐えられるくらいにまで軽減できたけどキツイのなんのってそりゃあもう。

Trine2 Complete Story

前作が面白かったんで勢いで2+3のセット販売してるのを購入した。なんか3は不穏なレビューが見えてるけど2は普通に高評価されてるし大丈夫だろ…と思いながら遊びだしたけど安定の面白さ。


グラフィックは最高設定にすると幻想的でどこを切り取っても一枚絵として成立するレベルですごい。音楽とビジュアルは抜群で文句無し。前作では雑魚敵ちょろちょろ、ボス戦は形だけ用意しましたっていうそこで力尽きたかといった感じだったところを前作の成功を受けてさっそく改善してきたのも好感が持てる。とは言え本格アクションではないので適当にペチペチ攻撃連打でどうにかなっちゃうところもTrineらしいと言えば”らしい”ゆるふわアクションで良い感じ。ただパズルはだいぶ殺しに来てるなという難易度で”死んで覚えろ”という箇所が何個もあって前作と比べて順当に難易度を上げてきてる。

前作と比べるとステージ数自体は減ってるけどその分各ステージの長さが1.5倍くらいに増えていてトータルすると前よりボリュームが多い。それくらいボリュームのある本編に加えてDLCが同封されているためストレートに一周するだけでプレイ時間が前作の2倍近くかかった。これ誰かと協力プレイしたんだけど残念ながらフレンドでこれ持ってる人で気軽に誘えるほど仲良い人いないんで難しい。3人でVCでもしながら遊んだら絶対楽しいってほぼ分かってるから、私のためにもSteam義務教育レベルでみんなTrineやってくれよな!絶対面白いよ!

Tomb Raider

みんな大好きトゥームレイダー。
みんな大好きララ・クロフト。
でも何だか自分の知ってるララとはちょっと違う普通の女の子。

スーパーウーマン化した後年のララ・クロフトの若き冒険の旅立ちを描いた序章らしく、非常に評判が良いのは聞いていたのだけど今更初プレイしました。ララ・クロフトは何度も観返したアンジェリーナ・ジョリーと湯屋敦子の声のイメージでガッチリ固定されているのでゲーム開始初期のなよなよした芯のない声とキャラクター性のララにはちょっとヤキモキしました。でも何度も殺されかけて、死にかけて、糞水に頭から浸かっても生きて残ろうとするド根性っぷりがメキメキと発揮されいつの間にか良く知った鋼鉄の女と書いてララと呼ぶいつものキャラクターになっていました。

ただストーリードリブン過ぎるのはどうかと思った。途中からレールに乗せられてイベント見せられてる感じしかしなくなり、立体パズル要素もコレとコレを使って解いてねと言わんばかりのオブジェクトの配置。とりあえず初見のゲームだったから製作者の意図通りにプレイしていたけど7割、8割超えたところで何だかもうお腹一杯になってきてダレてしまった。私はこういうCSゲームらしいゲームにあまり触れてこなかったから、今回こういうのを遊んで割と新鮮に楽しめたけどQTEも途中から要求されるシーンの多さに辟易してきて疲れてしまった。

不満ばかり述べたけど脚本と演出自体は面白かったしララが成長して一人の冒険家になっていく様はグッとくるものがあった。遺跡観光もいっぱいできて、定番の頭蓋骨が並んだ儀式場や人骨だらけの遺跡の部屋とかお散歩ゲームとしても非常に楽しかった。次回作も既に買っているのでちょっと時間を置いてプレイしたい。

Darksiders Warmastered Edition

Spellforceシリーズのパブリッシャー関係の作品リストを眺めていたらシリーズ累計4作も出してるというところに興味を持って遊んでみたところ、普段あまりやらないジャンルだったせいもあって結構楽しめた。ムービー多いのも妙に新鮮で楽しかったし、3Dゼルダをやったことがなかったからパズルも新鮮で楽しく遊べてこれで500円ならそう悪くない。去年買ったXBOXコントローラーがこれで大活躍した。キーボードでやってたら間違いなく操作量で死んでたわ。

シナリオはシリーズ第一作のはずなのに序盤からほぼ置いてけぼりでチンプンカンプンのまま会話が進んでいく。これ黙示録の前提知識があったら普通に入っていけるんかなぁと思いながら遊んでた。そもそも四騎士とはなんぞや?というところから理解していなかったのでWikipediaに確認にいったら、その出典たる黙示録の四騎士自体も作品によって毎回名称が違っているらしく、今回ゲーム内でウォーと呼ばれている主人公の四騎士も名前はあくまでゲーム内の設定ですよって書かれていて余計に頭の中が???で埋め尽くされた。ソロモン文書とかグリモワールとか黙示録とか、ああいった旧約聖書絡みはなんか似たようなやつがいっぱいあってわけわかんねぇ!エヴァンゲリオンもアレ系の設定がいっぱい出されてわけわからなかったし、興味ない知識をワァーって前面に押し出されるとついていけない…。

ゲーム自体は面白かったよ。

あとカメラ周りが結構残念な仕様だったのが惜しかった。特に大型のmobと壁に挟まれるとカメラがどうにも身動き取れなくなって完全にモンハン現象だった。あと馬上戦闘でワーム戦やスティジアン戦は移動しながらのカメラ操作と射撃操作の同時操作が大変だった。ワームでその辺操作覚えるのにだいぶ難儀したのでスティジアンとやるときはあまり苦労しなかったけどあんまり良い思い出はないね。パズルは全体的に面倒くさいけど面白い。こういうの好きだわ。

ところであまりにもSteamの未プレイの積みゲームが増えたため一通り眺めたところどうもコントローラーがないから手が付けられないと思しきゲームが結構な数になっていたので、去年の良い時期にゲームコントローラーを買ってみたんで今年はそれらの消化がきっと捗ると思っている。本当は一昨年くらいからコントローラーの購入を検討していたんだけど、XBOXコントローラーは品薄らしく全然手に入らないか割高な価格のものを非正規ルートから購入するくらいしか方法が見つからなかったのでその時はあと回しにしていた。去年の夏か秋くらいに気付いたら普通にAmazonとか通販サイトで取り扱っていて、別に不当に高い価格で売られているというわけでもない(それに元々の相場を知らない)様子だったのでこんなもんかなと納得して手に入れた。それにしてもコントローラーが1個で6000円や7000円もするのはすごい時代になったなと感じる。ゲーム機のコントローラーって任天堂やSony等大手メーカー品でも4000円前後じゃなかったっけって先入観がまだ頭に残っていたので、コントローラー1個で7000円とかプロコンとやらになると2万円の値付けがされているのを見ると隔世の感がある。