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Kingdom Come Deliverance

やっぱり戦闘がつまらないゲームは他の部分がどんなに良くても総合評価だとマイナスにせざるを得ないのよ。
リアルだと思う。
身にまとう金属鎧の無骨さや生活臭漂う居住区の造り、風俗や慣習などなど。よく調べ上げて世界観を作り込んだなと感心するばかり。街に住むNPCたちはそれぞれ朝から晩までプログラム上のルーティーンを決められておりきちんとバックグラウンドに沿った生活を送っているように振る舞うし、過剰に値切ろうとすれば怒り出して交渉を切り上げようとする。盗品を持っていると嫌疑にかけられるし衣服や身の回りを清潔にしていないと評判に影響を及ぼす。これ一つ一つプログラムを作ったのは大変な手間と時間をかけたんだろうなというのが素人にも分かる。

でもな。
戦闘がつまらないんだ。
擁護しようがない。

唯一楽しかったのは馬に乗って街から街へ街道を駆け抜けること。乗馬はとにかく気持ちが良い。いや、ほんと、誰かこの戦闘システムはつまらんから次回作ではやめろと言ってくれ。

Divinity:Dragon Commander


4XストラテジーとRTSと政治シミュレーターを悪魔合体させた意欲作。
やりたいことは分かる。だがちょっと待ってほしい。これ3つも混ぜる必要あった?
別に議会の意見がどう転ぼうと戦況に影響を及ぼさない内政パート、4Xストラテジーをやらせながら勝率が悪い条件でもドラゴン一発で盤面を引っくり返せるRTS部分。お互いがお互いの足を引っ張り合ってるようにしか感じられない。ゲームバランスはそんな感じなんで途中からは内政問題はもう適当に決めちゃえばいいやと思って、同性愛は法律で禁止するけどキャサリン将軍のレズビアン性癖は肯定するとか矛盾する判断だしまくり。それでも人間関係破綻することなくゲームとしては続いてしまうところにやっぱりモヤモヤしてしまう。


個人的にはRTS部分さえ面白ければ良かったんだけど、テクノロジーが揃ってくるとどんどんゲームが簡単になってしまう。特にボンバーバルーンの対地爆撃能力とインプファイターによる航空支援が優秀すぎて、こいつらをセットで運用して地上兵器の支援させてたら地上戦は大体丸く収まってしまう。まぁ、そのボンバーバルーンをアンロックするまでが長いんだけどね。

結局ストーリーのあるキャンペーンモードを一周したら満足してしまった。
政治ゲームとしては楽しかったけどRTSとしてはちょっとな、といった感じ。

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記10


【おしまい】
支度が整ったらZandalorに話しかけて敵防衛網突破の作戦会議を始める。まずはZandalorが展開中のAlerothを覆うバリアをバーストさせて周囲を包囲しているDamianの軍勢を吹き飛ばす。一瞬のスキを突いて飛行船を発進させ、全軍でDamianの空中宮殿へと最後の突撃を仕掛けるということで話がまとまった。
ただし宮殿を守るようにBlack Ringの空中要塞群が展開しているので、ドラゴンナイトの私がドラゴンフォームへと変身して飛行船の防衛と突破口を開く役目を果たすこととなる。

なんか一番しんどい仕事振られた気がする…


Orobas Fjourdで攻略したFlying Fortressの比じゃない数の要塞群が展開してんだけどマジでこれ独りで突破しなきゃなんないの!?
しかもチャプターが始まると共にドラゴンフォームで戦うこととなるんだが、勝手にXY軸反転がONにされてるせいで操作がメチャクチャ。オプションからあれこれ触っても全然直らない。バグか!?こんなときにうぎゃあああぁぁぁと慌ててる間にウチの飛行船のライフゲージはあっという間に半分になってしまった。
なんなんだこのクソゲー!?と思いながら奮闘し、飛行船のライフがゼロになり一度ゲームオーバーにもなったが、どうにかこうにか規定のところまで船を進めることが出来てどうにかクリア扱いとなってくれた。

まさかドラゴンフォームになると逆に弱体化するとは…


でも護衛していた飛行船が最後は飛行モンスターの特攻を受けて推力を失い宮殿に墜落。船員諸共特攻みたいな恰好でDamianの空中宮殿を爆砕してしまった。ひょっとして私の知らない所で大量の爆薬を搭載していたのかもしれない。でもZandalorは船員たちの命とDamianの命をトレードするなんて言ってなかったし、なんでこんな大爆破が起きてしまったんだろう…。


ドラゴンフォームを解除すると、ほとんど吹き飛んで失われた宮殿の跡でついにYgernaと対峙することなる。爆炎と衝撃で大ダメージを受け、見ての通り炭化しつつもしぶとく生きているYgerenaに引導を渡すこととなる。どうやらDamianは別用でこの場にいないのが残念だが元々私の復讐は騙し討ちを謀ったYgerenaのほうにある。Damianの始末など復活したLucianに任せてしまえば良い。


これがこのゲームの本当のラスボス戦。
Lv45のYgernaは、クエストを全部やってデータを引き継ぎでFoVをスタートダッシュした私から見ても格上のレベルに当たる。一発一発の被弾ダメージがとんでもなく重く、即ライフポイントが半分まで減ってしまう。Ygerenaはキャスタータイプらしく近接攻撃はしてこないが魔法攻撃に当たると一発で600ほどダメージを受ける。普通に考えると非常に厳しい相手だ。

だが私にはLv13 Dual-WieldsとLv13Life Leechのスキルがある。フルパワーのBattle Rageを乗せた状態だとなんと私の攻撃力は2000を超えるのだ。Ygernaが15秒ほどかけて一発魔法を撃って600ダメージを与えたとしても、私はその間に10回はLife Leechのスキルを発動させるので一瞬でライフは全回復してしまう。

フハハハハハ
無駄無駄無駄ァ


今度こそ完全にYgernaの息の根を止めることに成功するとPlane of Hypnerotomachiaに封印されていたLucianが完全開放される。
Lucian→復活成功
Ygerna→殺害成功
Damian→生存
Behrlihn→封印継続
これってかなり良エンドを引いたのでは?残る問題はDamian唯一つ。あとはもうLucianにお任せでいい気がする。


復活したDivine LucianをAlerothの街の住人たちが歓迎で迎え入れてエンディング。
Lucianの隣には盟友Zandalorと…あれ…

お前Bellegarじゃん!!
なんでしれっとそこに立ってるの!!?

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記9


【裏切りは絶妙のタイミングで】
Champion Academyへ行き最下層に封印されているBehrlihnを解放するため門を潜ろうとするとまたしてもBellegarが邪魔をしてくる。
ここまで再三にわたって邪魔をしてくるが全く相手にならないので軽く蹴散らして書院の中へ入り、まずは屋内にいるスケルトンたちを倒していくと変わったヘルメットをゲット。この秘密の兜というアイテムを装備することで本来見えないものが見えるようになる。このヘルメットのギミックを駆使してこの書院内にある秘密を解いて、5つのオーブを集めるのが第一の仕事となる。


これってちょっと頭のおかしい医者の被ってたアレじゃねーか!


このエキセントリックなヘルメットを被るとこういう秘密の道や隠し通路の奥が見えるようになるので、各所に隠された5色のオーブをこれで集めて回る。


全てのオーブを集め終わると地下保管庫の前にある紋章の掘られた床に適切な色のオーブを適切な文様の紋章の位置に合わせてセットして回る。これまでのメインクエストで手に入れたBehrlihnの封印を解くための5つの手がかりで手に入れたクエストアイテムを詳細に見ることで何の色がどの文様と対になっているのか分かるようになっている。


保管庫の中に入るとまた現れるBellegar氏。そして最後の嫌がらせとして次々とVault Guardianを召喚して私にぶつけてくる。
しかし彼我の戦力差は圧倒的で大体3発当たれば死んでしまうので何匹召喚してこようがあっけない。ものすごい火力で召喚したVault Guardianを片っ端から倒してしまう私にドン引きしたBellegarは捨て台詞を吐いて逃げ出してしまった。私が逆の立場だったら嫌になるよ、これホント。


地下保管庫をさらに進んで行くと次々とVault Guardianの群れとカチ合うこととなるがこれも左クリックしてるだけでサクサクと倒していってしまう。10体くらいのmobの群れのど真ん中にrush attackで飛び込むと包囲から集中砲火を浴びて一瞬でライフポイントが半分まで削られてしまうんだが、攻撃を当てると次の瞬間即座に全回復してしまう…。
これ他の武器やスキル構成でやってる人は大変だろうなと思うダンジョンなんだが、ぶっ壊れスキルの脳筋ムーブが全てを解決してしまう。これでいいんか、このRPG。


最深部の封印の扉の前までついに到達すると再々々々々々々度登場するBellegar氏。
もう完全に見飽きたやり取りだが今回はもうBellegarに力で私を止める気はない。言葉を尽くして私に思い止まらせようと説得する方向でやってきたようだ。


私の目的に最終的に協力するなら話を聞かないわけではない旨を伝えると、Lucian復活のための力を貸してくれるらしい。無償で。

1.自らの復活と引き換えにLucian復活とYgerna討伐に協力してくれるBehrlihn
2.Behrlihn復活を止めてくれたらLucian復活に協力してくれるBellegar

うん、これは迷う余地ないね。


ごめんねBehrlihn
でも君のおかげでBellegarの協力を引き出せたよ
今までありがとう!
くやしいのうwww
くやしいのうwww

DivinityⅡ Developer’s Cut -Flames of Vengerance-復讐日記8


【レニロ街の殺人】
No Clothes Allowedという素敵なネーミングのパーティの話を聞きたくてマダム・イブのお店に入ると衛兵とマダムが受付の前で議論をしていた。二人の話を聞いていると、本日この館の室内で殺人事件が起きたのだという。被害者は複数いていずれも偶然泊まっていた旅行者だという。どの遺体も無残な殺され方をしていて犯人を捜す捜査が今先ほど始まったばかりのところだったようだ。

衛兵がマダムと話し終わったのを見計らって彼女に事情を尋ねるが彼女にも犯人が見当つかないと話していた。いずれの被害者もそれぞれに繋がりはなく、部屋の中や所持品を荒らされた形跡はないとのこと。金品目的の強盗でもなく、個人的な怨恨でもない無差別殺人によって店の評判がガタ落ちすることを懸念する彼女は、どうか出来るだけ早く犯人を見つけてほしいと助力を願い出てきた。見事この問題を解決してくれたら”特別なお礼”をしてくれるという。

それはすごく楽しみだ。
ぜひ手伝わせていただこう。


ROOM101の被害者はFolo氏。覚えているだろうか、Broken Valleyにおいて豚を救出せよというクエストがあったことを。あの依頼主が今回の被害者の一人であった。マダム曰く、彼は何の目的かは知らないが単身で宿に泊まって部屋に閉じこもっていたという。彼女が少し不可解に思ったのは、彼が一匹の豚を部屋の中にまで連れてきていることだった。

Folo…お前ついに豚とロマンスするようになっちゃってたのか…
お前の自宅にある豚の肖像や豚の詩が書かれた本を読んだ時からちょっとヤベェ奴だなとは思っていたけどついに一線越えちゃったか。

このことを奥さんが知ったらどう思うだろうか。いや、これ以上死者に鞭打つ必要はあるまい。


ROOM102には新婚夫婦がハネムーンで泊っていて不運にも惨劇の被害者となっていた。なんと部屋を訪れて被害者を確認するとかつてBroken Valleyで世話になった鍛冶屋のDerkとDana夫婦だった。彼らもBroken Valley VillageがDamianの軍勢に焼かれてここを訪れていたのだろうか。
何も知らないDerkは本当に不運だったと思う。
ただDanaについてはこれが天罰なのではないだろうかと思った。どうやったのかは分からないが、10年前Carlを誘導して殺させた男は元Danaの恋人だったはずなのだ。そうして用済みになったCarlを裏切って次の男に乗り換えた悪女Danaについては、私はこの結末が当然とも思えるので何ら心痛むことはない。
ただ何も知らないDerkが不憫であった。


ROOM103の被害者は貴族だが二人の私兵が国元から遺体引き取りの使者が訪れるまで部屋に誰も入れないよう見張っているため部屋に入れない。仕方がないので101号と102号の部屋で見つけた短剣と奇妙な肉片をマダムに見せて手がかりにならないか尋ねると、自分には分からないが知ってそうな者に心当たりがあると言って聖堂の兵士長と宿にいるネクロマンサーを紹介してくれた。

さっそく彼らのところへ赴いて短剣や肉片について尋ねると、これはアンデッドか死霊術に関わる者の仕業に違いないという確証が得られた。それをもってもう一度103号室に戻ってここまで分かった証拠を元に犯人についての推測を説明して、もう一度室内を調べさせてほしいと兵士たちに掛け合うと今度は許してくれることとなった。
室内の中央にはMichael氏の遺体が床に倒れ込んでいるが他に荒らされた形跡はない。ただベッド脇に謎の粉が置かれているのを発見してこれをマダムに見せると、こういうものなら薬師のシャネルが詳しいはずというアドバイスをしてくれたので今度はこれを持ってシャネルの店へ行く。


シャネルに103号室で見つかった粉を見せたところ、これは強力なポーションの作成に仕える妖精の粉という非常に珍しい素材で、この粉には何かを魔法的に覆い隠すのに都合がいい効用があるという。彼女はこの粉を使ってその効果を反転させる反妖精ポーションを作ることができると申し出てくれたので、さっそくそれを作成してもらうことにした。それを使えばあの部屋に隠された何かが浮かび上がるだろうとのこと。

マダム・イブの店に帰ってくると受付で独りマダムが震えていたので何事かと尋ねたら、化け物が現れて遺体を持ち去った上に103号室を守っていた兵士たちを殺していったという。今も屋内のどこかに化け物が潜んでいるかもしれないから直ちに化け物を退治してほしいと言われる。
101号室から順に全ての部屋をもう一度確認して回るとFoloたちの遺体が綺麗に消失していた。それぞれの部屋の床には遺体を引きずったような跡が103号室に向かって続いており、それを辿っていくと103号室にあったはずのMichael氏の遺体も消えている。


ここで先ほど受け取った反妖精のポーションを振りまいてみると魔法の効果が発動し、床に引きずられた血の線が再び現れた。それを辿っていくと隠しボタンが見つかり、これを操作したところベッドの下から隠し通路の入り口が顔を見せた。
この宿一体何のためにこんなギミックが仕込まれているんだろうという疑念はあったものの犯人と化け物を追って地下通路へと降り立つ。


地下通路に降り立つと私を解放してくれたBehrlihnの声が聞こえてくる。どうやらこの奥に彼の求めている”復活のための手がかり”の一つがあるらしい。
これがメインクエストの一つということが判明したので真面目に敵を倒しながら奥へ奥へと進んで行く。水路に沿ってスライムやスケルトン、そして最奥にいるアンデッドの下辺たちが行く手を阻むが二刀流で手あたり次第に殴ってるだけで手古摺る要素がない。


最深部まで到達するとJakeというアンデッドと対面することとなった。どうやらこいつがマダムの屋敷で起きた殺人事件の犯人らしい。少し話をしたがお互い交渉の余地はないので即座に戦闘に入るがいくら攻撃してもダメージが入らない。こいつ曰く死霊術の力で不死の肉体を得ているらしい。


Jakeの攻撃を避けながら何か突破の糸口がないかと大広間を逃げ回っているとポイント可能な墓標を発見したので触ってみる。すると地面から右手が、そして次に頭と胴体が這い出てくる。これは元はFoloだった者のゾンビらしく、豚のような悲鳴を上げろと言いながら襲い掛かってくるのでこれに反撃して倒すと中央の4つの青白い灯の一つが消えることを確認した。
これを見てこの大広間に隠されたギミックを解いてあの4つの灯を消すと、恐らくJakeの無敵化が解除されるという仕組みだと予想がついたので手当たり次第に弄れる場所がないか探して回る。その間もJakeの魔法攻撃は適宜飛んでくるのでこれを回避するのも欠かせない。


次にMichaelの墓標を作動させてゾンビ化した彼を撃破するとまた一つ灯が消えたことを確認した。

残りの二つがなかなか見つからず苦労したが、壁の飛び出たボタンを押すとDerkとDanaのゾンビが地面から這い出てくる。Dana諸共Derkを倒すと残りの2個の灯も消えてJakeの無敵化が解除されたのでもうこちらのもの。

亡きFoloとDerk、Danaの想いの籠った私の剣が光り輝いて(Battle Rage発動)Jakeを切り刻んで代理復讐完了。
Michael?すみません面識ない人はちょっと…。

遺体からBehrlihnが探してみた指輪を見つけてこれを回収して私の目的も達成。マダムの店の殺人事件の犯人も無事倒せてこれでクエスト完了だ。


全てが終わってこの地下水路から出ようとすると転移されBellegarの待つ空間へ連れてこられる。
実はもう既にこれで3回目なんだが毎度毎度BellegarがBehrlihnを復活させることに協力している私に説教してくる。今回も私の行いに大層ご立腹の様子で様々なモンスターを召喚して私にぶつけてくるので、Behrlihnと協力してこれらを撃退する。
Bellegarの言ってることを聞く限りでは彼の方が正義の側にいるような気がするんだが、今のところBehrlihnを裏切るような選択肢が出てこないのでこいつの指示通りに動くしかない。そもそも、それはHypnerotomachiaの空間でBehrlihnの交渉を呑んで封印を解いてもらった時点で分かっていた話だ。こいつは恐らく敵。敵だがLucianを復活させる見込みがあるのならこいつを使う。私は使えるものは何でも使うのだ。


犯人が判明し、そしてその殺人鬼は倒した。全て片付いたよとマダム・イブに伝えるととても喜んでくれた。
とても喜んでくれて報酬を弾んでくれた。
私こう見えてお金持ちなのよ!と嬉しそうに提示してくれたクエスト報酬は確かにリッチだった。

だが私が求めていたのはそれじゃない…。

“No Clothes Allowed”っていうパーティに行きたいんだけど!?