Vanguard注文しちゃうぞー
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ビルご乱心
Helgate:Londonがマルチプラットフォームを予定しているとは聞いていましたが、マジでやるとは思っていませんでした。が、どうやらXBOX360で出るようです(こちら)。
Hellgate オワタ/^0^\
どうも最近のゲームは僕が期待を寄せれば寄せるほどダメになっていくのは仕様なんでしょうか。コンシューマプラットフォームで開発するってことは、もう確実にXBOX360に合わせてPC版がクオリティダウンしますって言ってるようなもんだしなぁ…。ビルのことだから慣例として「最低スペックのPCでも動作を保障する」ってのはいいと思うんだけど、コンシューマまで引き下げなくてもいいのではと思ってしまう。ビル・ローパーやEQのブラッド・マクワイヤー、天才的なゲームディレクターだと思う二人は1990年代が黄金時期で、今はもう枯れたススキなんだろうか。枯れたススキには枯れたススキなりの楽しみ方があるけれど、次の活き活きした草原が周りに見当たらないのを見ると物悲しくなる。そんな僕らはシマウマの群れ。
つまりアシュラマンがいればいいんだよ!
そろそろFantasy Earthも飽きてきたし、Vanguard突撃しようかなーなんて思っちゃったり。
でも基本的にアレなんだよね。FEやっててもトコトン自分がチームプレイに向いてないスタンドアローンな人間なんだと痛感。FEなんて50v50の団体陣取り戦にも関わらず、自分勝手に白兵戦を楽しむアホばかり見てきて「お前ら勝てないと楽しくない、なんて言う癖に自分の好きなことばかりやってて完全に二律背反じゃねーか。頭冷やして出直してくるかこのゲームやめろ」、と思えるほど酷い。一番苦労して周りに色々と指示出したり自分から積極的にアクションを起こして喚起している人たちが、そういうnoobに叩かれたり市ねと言われるのは勘違いも甚だしい。
ハートマン軍曹は、そういう意味では優秀な教官だと思う。「俺の指示通りに動け。命令されたら1.0秒以内に実行しろ。状況はリアルタイムで瞬時にこっちへ情報回せ」。さすがに軍人は自分の命が懸かっているからそれに対して必死になって動くけれど、ゲーマーは違う。戦術の考案は大多数の人が意見を出し合ったほうがより効率的だけれど、それを実行するだけなら自分が20人いれば全て事は済む、とEQ2のRaidを見ていて思った。
しかし、人間は一人。目の届く範囲には限界があるし腕は二本しかない。例えPC20台、モニター20台、アカウント20個持っていても中身が一人じゃRaid Boss一人倒せない。僕にとってのゲームをする唯一の理由は、快感は敵を倒して蹂躙して満足感を達成感を味わうその瞬間だけ。その瞬間を味わうためならどんな苦しいGrindだって耐えるし、PLだってする。面倒くさいアイテム集めだってするし、フラグ集めだってする。ただ、最終工程のRaidに至って問題が発生する。
僕にとっての唯一の快感はRaidでBossを倒したその瞬間だけであって、その後のLoot Itemには興味ない。Raidでいくら戦闘と戦術の試行錯誤が楽しくても、最終的に勝てなければ意味がない。しかし、たかがCPU相手に人間が数十人集まって結果を出せないのは、人間らしいと言えば人間らしいんだけれど。
SOEからダウンロード販売されるらしいが、うーん…悩む。
MMOのリレー
シドニーの若者が
新しい武器に迷っているとき
メキシコの娘は
Raidがはじまるのを待っている
ニューヨークの学生が
ダンジョンで白熱した戦闘をしているとき
ミュンヘンの少年は
パーティの仲間にウィンクする
この地球では
いつもどこかでゲームがはじまっている
ぼくらはゲームをリレーするのだ
PCからPCへと
そうしていわば交替でゲームを守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くでゲーム起動音のBGMが鳴っている
それはあなたの送ったゲームを
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
決断
Vanguardをやるかやらないかについての決断をVanguardをどう煮るか考慮している友人たちへ。
Vanguardは本当に今月内にリリースされるなら手を切る。あと少なくとも半年寝かせられないうちはV:SoHは地雷と思い無用の労力を割くことを遠慮します。
というのも、確かに地雷を踏むと言うのはある種、男にとっての快楽でもあります。これは古今東西、男というのはここ一番の決断を求められる瞬間に喜びを見出す生き物です。現実的な物の見方から引くべきところを逆に自分を試すという意味や、自分の一世一代のチャンスというものに出会いそれを物にすることを喜びとすることは女性にはあまり理解し難い男の性分だと思いますが。
そうした先見の功を信じ、ものの見事に成功を収めることは素晴らしいのですが、逆に未来を見誤り失敗を起こすということも同時に起こりえます。常に確立は50:50なのです。それでも知恵と本能でその確立を70:30あるいは90:10にまで見極めれる人のことを才人と呼び、そういう人こそが世の中で成功を収めていきます。
素晴らしいゲームの黎明期をゲーム内で過ごせることはネットゲーマーにとって最高の幸せだと思います。俗に名作ゲームと言われるUO、EQはスタート後の混乱が最も面白いゲームでした。私はUOの初期を知りません。それを今は悔いています。なぜUOをプレイしなかったのか、と。それほど、少なくとも私にとってネットゲームは初期の混乱を楽しむのが至上の幸福であり、歳を取り整理整頓が行き届いたゲームには大した喜びを見出せません。それが私の「飽きる」という衝動に駆られる原因の一つだと思います。
しかし世の中にWorld of Warcraftという一つの完成型が出ました。WoWはほとんど最初からMMOGとして完成していました。BGとHonorシステムはありませんでしたが、EQ2をプレイする傍らWoWを購入したのがリリース後1ヶ月という時期にも関わらずWoWはゲームとして完成されている風に私の目には映りました。それは私にとって衝撃でもありました。これまでほぼ全てのMMOGは常に進化、発展し続けることがMMOGである要素であると思っていたにも関わらず、最初から完成したものを見せ付けられたのです。
ネットゲーム製作会社は不完全な状態でリリースするのが当然
完全なもの最初から用意することは不可能
という私の中の常識を一瞬で破壊したのです。
ネットゲーム製作会社は完全なものを作れる
作れないのは単なる怠慢
とまで思いました。
Vanguardをプレイした当初、とても面白いと感じていると同時にそんな自分を分析していました。誰しもゲーマーは初めて触れるゲームに何かしらの楽しみを見出せます。新しいシステム、新しい世界、新しいゲーム。
果たして自分の今感じている楽しいという感情はゲームが楽しいのか、それとも珍しい新鮮なものを見たときの喜びなのか。
前者ならばそれは吉報ですが、単に物珍しいというだけで楽しんでいるのならば。
そうしてVanguardをプレイし続けて暫く後、気付きました。
だからVanguardは見送ることにしました。Vanguardは恐らくEQ2同様大器晩成型になるでしょう。しかし、それならば今熟してない果実を食べることがどうなるか想像がつきます。どうせ食べるならばよく熟れた果実を食べたいのが本望。スタートダッシュ廃人になるのは諦めきれないのですが、同時に先の不透明な道を走るのもいかがなものかと思案した結果、妥協案として上記の内容で自分を満足させました。
だ・か・ら
今月Vanguardに回す予定だったゲームのお金は別に回してもいいよね?