Halo4

 直前にプレイしていたHalo3 ODSTで萎え萎えだった気分がアゲアゲになるくらい面白いゲームだった。
綺麗なグラフィック、高品質な挿入ムービー、フラッドが出てこないおかげで気持ちよくハイテクメカSFストーリーを楽しめる中身に文句なしのSFshooterだった。Halo2が一番良かったなと思っていたけど撤回します。シリーズ通して今のところHalo4が一番良い。


 相変わらず乗り物パート多めだけど今回は遂に二足歩行ロボットまで登場。超大型車に乗り込んで侵攻するところとか、あの手この手でステージギミックを用意してくるなぁと感心しきりだった。今回は名前のついたボスキャラがちゃんといたから最後はボス戦があるのかな?と期待していたんだけど、残念ながらボス戦はなかった。
うーん、このシリーズ頑なにボス戦やイベント戦をやらないのってなんでなんだろう。せっかく良い感じに盛り上がってきたところで、すわボスと一騎打ちかと思いきや何やらムービーを挟んでイベント終了は肩透かしを食らって消化不良なのが否めない。

 でも新規でこのシリーズ遊ぼうと思ってる人には1~3はちょっとシステム面で古臭すぎて懐古趣味のオールドゲーマーじゃないと不満が多いと思うんで、これから興味を持っている方には入門として4はおすすめ。

Halo3 ODST

 Halo3の舞台裏で特殊部隊ODSTの戦いを描いた外伝的作品。プレイ時間5、6時間で終わるショートストーリーなんだけどプレイした後改めてマスターチーフの出ないHaloは物足りないと思わされた。
というか、具体的にどこがとは指摘できないんだけど全体的にプレイしていてダルいなぁと思わされるシーンが多かった。起承転結としては2が一番面白かったかなと思う。遊んでいて敵の配置、演出、場面転換等々のバランスが一番良かったのは2だと思う。オープンワールド気味に廃棄された街を探索して個別ルートが始まるオムニバス形式だから連続性というかデザイン性が失われている気がする。プレイヤーに攻略ステージの順序を投げるやり方は、注意深くデザインしたほうがいい。ゲーム開発者のデザインの個性を楽しむというのが私にとってのシングルFPSの楽しさであるので、あんまり美味しい料理ではなかった。

Halo3

 第一部から続くコブナント戦争に係るマスターチーフとHaloにまつわるストーリーの最終章らしく高画質で高精細なゲーム…のはずが実はAniversary化によって高画質化したCEと2のほうがグラフィックがリッチで逆にショボくなってしまった残念作。それにCEと2があまりにも同じことの繰り返しだったにも関わらず、今回も例に漏れずたくさんの乗り物パートが盛り込まれて流石にウンザリしてきた。でも全11部だけど実質的なプレイ時間は8時間程度で終了とコンパクトな仕様のため、クリアまで約10時間を要したCE及び2と比較すると短く感じられた。

 今回はメイン武器二種類とグレネード二種類の他にサポートアイテムと重火器を使えるようになった、というわけだけど相変わらず遮蔽物に身を隠しながらシールドの回復を待って、中遠距離からライフルでちまちま数を削る戦法が有効な場面が多かった為せっかくの新ギミックが飾りになってしまいほとんど活用する場面がなかった。最終盤において砲塔に変形するフラッドが盛り盛り沸いてくるところで少し役に立ったかなという感じはするけどほとんど意味がなかった。火炎放射器は火だるまになった敵に触れると火傷ダメージを負う仕様のせいで燃やせば燃やすほど自分もダメージを受けるという残念仕様。大量に涌くチビフラッドを面で焼くときはとても便利なんだけど、そういう状況=成体フラッドもウジャウジャ囲んでくるシチュエーションなので迂闊に燃やすと火に撒かれて自分が焼死するという死に方を何度かやらかした結果ダメ武器認定されました。最高難易度でプレイしたら違うのかもしれないが流石に面倒くさいのでパス。結論としてはいつものHaloだったなという感想。

Halo2

 完全初見プレイのHalo2は、まぁまぁ死にながらもどうにかクリアできた。透明化した敵が潜んでることが分からず気付いたらレーザーブレードで突き殺されたり、不意打ちから投げ込まれたプラズマグレネードが体に引っ付いて爆殺されたり、前作と比べてだいぶ殺されたなぁという印象だった。Anniversary版の都合なのか挿入されるムービーが滅茶苦茶高画質になっていて、流石マイクロソフトだ、金のツッコミ方が半端ないぜとやたら感心した。

 ゲームは地球軍のマスターチーフとコヴナントのアービターのダブル主人公で場面転換しながら進んでいくのだが、アービターのステージは時限ステルスが使えるせいか総じて難易度がちょっと高いなと感じる。私は地球軍の実弾兵器のほうが全般的に取り回しが良いと思ったのでアービターとして進めるステージは結構苦労した。特に後半はブルート族の耐性が高いのにまとまった数が同時に突っ込んでくるからだいぶきつい。ビームライフルが非常にありがたかった。

 UIは全体的に見やすく改善された。特にグレネード二種が各何個もってるのか一目瞭然になったのは便利。一部の武器は両手に構えることが出来るようになったがあまりメリットが見出せない。ショットガンが未登場の間は近距離で高い瞬間火力が出せるのかな?と思って試してみたけど近距離戦をやるより物陰に隠れながら中距離から各個撃破したり、ビームライフルで長距離から狙撃してるほうが遥かに効率的で使いどころが思いつかなかった。リロードも遅いし取り回しが悪いね。

Rise of the Tomb Raider


 最初の10時間くらいは面白かったんだけど途中からだんだん前作と同じことやってね?疑惑がムクムク沸いてきて村に辿り着く頃には割りと飽き始めていた。でも、まぁ、順当に面白いことは面白い。ちょっと前作やった後だと期間空けて記憶をリセットしてから遊んだほうがいいよとこれから遊ぶ人に向けてアドバイスしたいけどシリーズ初見なら前作すっ飛ばして本作から遊べばいいと思う。すごくゲームとして出来が良い。


 今回はQTEを求める部分をかなり削ってストレスがなくなってるのはありがたい。その代わりララがスニークアクションばかりするようになってまるで暗殺者のようなプレイになってしまった。燃えるテントと散乱する木箱やドラム缶を盾にランボーみたいなガンアクションもやれなくはないんだけど、音の出ない弓やバックスタブでスタンさせていくほうが効率よくて遊んでるうちに何時の間にかどんどん暗殺ゲームになってしまった。

 ちなみにこんなに面白いのに割引価格で1000円以下だったからお得感しか感じられなかった。前作に引き続いてゲーム内の蒐集コンプまでやって大満足。でもちょっと次作までは期間を空けたい。さすがに同じ味ばかりは飽きる。