熔鉄デーモンに難航している。
最初は御覧の通り、盾を構えて攻撃を受けてから斧槍の反撃を一手ずつ入れる作戦だったのだけど、見た目通り熔鉄デーモンの攻撃は一撃が重たいタイプな上にガードしてもスタミナ消費がえぐいことになってる。しかも何パターンかある中の攻撃にガードしてもダウンを取られるものが混ざっていて攻撃パターンも絞り切れない。更に最悪なことに開幕2、30秒ほどすると武器に炎を纏わせて火力を上げてくる上に、もう暫く時間経過すると体にも炎を纏わせてステータスアップみたいなことまでやってくる。
何回かやってると左右に剣を振る攻撃はローリングで上手に避けれるようになったので思い切って両手持ち作戦に切り替える。どんどん強化が進む上にワンミスで即死な攻撃力だからもう全部避ければいいだろうと。どうせガードしてたらスタミナがジリ貧だからな。斧槍は一発振ったときのスタミナ消費もちょっと多いのでスタミナ管理に非常に気を遣う。草紋の盾という背中に担いでいるだけでスタミナがガンガン回復されるリーサルウェポンが前作にあったのが今となっては恋しい。今作でも是非登場してほしい。
両手斧槍で全回避しながら上手く7割8割削ってもうあと一歩という惜しいところまでは何度か行くんだけど最後は回復が尽きるか躱しきれずに出の早い攻撃の直撃を受けて死ぬことが増えたのでちょっと頭をクールダウンさせることにした。
あの見た目通り鎧を着てるタイプなら通常打撃系攻撃は斬撃系よりダメージが高いはずなのでお試しにメイスを持ち込んでみる。もちろん両手でこれをブンブン振り回すわけだけどスタミナ消費が軽いので、ローリングしたいときにスタミナが残っていないという事故が起こりづらい利点があるのを発見したのと、やはり予想通り打撃系はよく効くらしく斧槍と同じペースで熔鉄デーモンのHPを削っていける。
弱点はやはりリーチのなさだろう。一歩深めに踏み込まないと攻撃が当たらないのは辛い。そして気付いたのだが熔鉄デーモンが第二形態で炎を体に纏うようになると近寄っているだけでスリップダメージのようなものでジワジワとこちらのHPを削られていってる。これはリーチのないメイスにはとにかく厳しい相手となる。
熔鉄デーモンの攻撃を受けていいのは1発まで。HPが半分切った状態で被弾すると一発退場となるが呑気にエスト瓶を飲ませてくれるほど悠長な相手ではない。
左右に剣を振り回す二連撃パターンと二連撃を振り回したあと叩きつけるパターン。叩きつけの代わりにジャンプして地面に剣の切っ先を突き刺すパターン。突き刺したあとはPBAoEを発生させるパターンと発生させないパターン。一つのモーションの出からの派生パターンが複雑すぎて頭がこんがらがりそうになりながら総計二十数回死んでようやく撃破完了。
最後勝ったときは結局エスト瓶を一本も飲まなかったんでこれは完勝と言えるだろう。結局両手持ちで短期決戦・火力勝負に持ち込んだ時点で背中に吊るしていたガーディアン盾は無駄な重量なので装備ごと外して身軽になり少しでもローリングの距離を稼ぐよう小手先の小細工まで施していた。
熔鉄デーモンを倒して梯子を昇ると案の定篝火を発見し、思った通りの位置に扉があり熔鉄城へ直通できるようになった。
それから本格的に内部の探索を進める。重装騎士が守っている細い通路を抜けて奥の炎を吐くトラップの部屋へ出る。そこでまぁうっかり死んだりするわけだけど篝火からのリカバリーも早くなったのでサクサクとトラップを抜けて熔鉄城の第三篝火まで到着。同時にトラップのスイッチをオフにして先へ進むと溶岩の海原へ。そしてそこの小島らしき構造物にボス部屋の入り口が。
ムカデのデーモンっていう嫌な思い出が頭をよぎるが、まぁ同じネタは繰り返さないでしょと製作者の善意に期待したのだが始まるのはムービー。こういうところフレイディアと同じパターンで規則的だよなと妙に感心しながらもボス戦開始。
上半身を溶岩の海から出している巨大デーモンがいきなりブレス攻撃を始めたのでちょうどいい位置に下がってきた頭に斧槍を叩き込んでいるとそのままスーッと私の体は送り出され池ポチャならぬ溶岩ポチャ。
え、落ちたら死ぬんだ…と呆然自失。
この浮島の広さで?落ちたら死ぬ?
お、おう…。壁に押し付けられてカメラワークがめちゃくちゃにされたムカデのデーモンに比べればまだマシかもな…。
気を取り直して第二戦目はブレスを建物の壁に隠れてやり過ごすことを覚えた。とにかく壁が便利なので何かにつけてこの壁の裏に駆け込んでいたんだけど、そんなことを繰り返していたら古王が右手に炎を溜めだして何かしてくる気配を察知。当然これも壁を盾に回避する気マンマンで滑り込んだら古王のカメハメハがなぜか壁を貫通して直撃ダメージがクリーンヒット。
そりゃあ壁の裏から弓矢でチクチクされたらボス戦が台無しだもんな。うんうん、これ作った奴の気持ちは分かるよ。でもな、壁貫通するのはちょっとおかしいだろ!?
三度目の挑戦は壁を過信しない。ブレスはタイミングさえ合えばローリングで回避できた。少なくとも熔鉄デーモンよりは斧槍の与し易い相手であったのでエスト瓶1本残して撃破完了。絶対熔鉄デーモンのほうが強かったな、ここは。
奥へ行くとテレポート用篝火もあるが奥に謎の遺構があるので触ってみるとよく分からない場所に転送された。慌てて確認したら自由に行き来が出来る何かのイベント経過後に訪れる場所らしい。目の前に見える扉はロックされていて開かないので大人しくマデューラへ帰還を果たす。
大量のソウルでギリガンに梯子をかけてもらう。今は財布が潤っているので全部買っちゃえ~と大盤振る舞いしてみたが、気のせいか梯子の末端が井戸の底の床板にきちんと届いていないように見える。そろりそろりと梯子を下っていくがやはり根本的に長さが足りていない。不良品じゃねーか!!
梯子の末端から飛び降りたら落下ダメージで95%くらい減って瀕死になり笑える、いや笑えない。しかも梯子登って帰れないし…。仕方がないので飛び降りながら下って行って、別の梯子で登って帰ろうと思ったら飛び降りた先の渡し板が飛び降りた落下の衝撃で真ん中からポッキリ折れてそのまま穴の底へ落下して死亡。
………。
気を取り直して3500ソウルの梯子で大穴を下っていくが今度もやはり末端が床に届いておらず登って帰れない片道切符の構造になっていた。
もうかなりこの時点でウンザリしてどうやれば死なずに帰れるのかしか頭にない。一番手近な位置にある横穴らしき場所へ上手く飛び移れれば奥へ抜けられそうということで手に汗握るアクションゲームを体験すると横穴の奥に篝火を発見。
どうやらここは聖人墓所という場所らしい。聖人墓所についてはマデューラ上層のNPCよりどういう由来の場所なのかという話は聞いていたが…。正直言ってここに来るまでのああれこれを考えたらここから先もあまり気乗りしない場所だ。
まぁちょっとだけ覗いてみるかなと思い洞窟の奥へ向かうと天井が狭く斧槍が振るえない。熔鉄城のトラップ通路も狭かったけど武器は振るえたから何とかやれたけど武器さえ満足に振るえないのは厳しい。しかも奥へ向かうと例の毒持ち子ネズミがワラワラと集まってくるのを見て撤退を決意した。
きっとここじゃないどこかが俺を呼んでいるはず。