Banishedみたいなコロニーシミュレーションだと思って遊び始めたけど何だか少し違って残念だった。
非常に上から目線で失礼だけどすごくイージーなんだよね。餓死はほぼ発生しない、住民は逃亡しない。家がなくても住民が凍え死ぬことはないし、病気になることもほとんどない。それでも定期的に移民だけはガンガン入植してくるからひたすら人口がインフレしていくということなので緊張感がない。
逆に言えば、そこまで肩肘張らずとも気軽に遊びはじめて適当に建築物を配置しまくって、生産効率とか住民管理とか抜きにデザイン優先の街づくりをしていてもペナルティがないとも言える。大概のコロニーシミュレーションでは、領土の拡張と共にどこかで景観や都市計画と効率性についてトレードを迫られる宿命を背負わされているため、何かを妥協しなくてはならなかった。
要はこのゲームを作った会社のチームは既存のコロニーシミュレーションと比較してそこで差別化したかったのだろう。
キャラクターを含めたゲームのデザインが完全に低学年の子供向けなんで、本来は大人がやるようなゲームじゃなかったのかもしれない。
アーリーだったし、2、30時間遊ぶともうやることがなくなってしまった。
変な挙動やバグもないし何らおかしなところはないんだけど、特筆して他人におすすめできるほどの美点が見つかるほどのゲームでもない凡作というのが正直な感想だった。