Dragon Age Originsプレイ16


最終決戦前夜
モリガンからの提案を受ける

…のだけど絵面がどう見ても捕食するクモと蝶々だと思った。
もちろんモリガンが捕食する側。
ベッドで完全に慄いてドン引きしてる主人公の顔ウケる。


翌日には諸侯軍と共にダークスポーンの大群に陥落したデネリム奪還戦が開始。
なんというかこの世界の女ってだいぶタフだよな。アノーラ女王って兵に変装して城から脱出する際なんてフルプレートアーマーを兜まで着込んでいたし並の体力じゃねえだろ。どうなってんだ。


城壁内部の戦いはエルフ・ドワーフ・ヒューマンの各陣営からの援軍を呼べる上にゴーレムまで一緒に戦ってくれるのでかなり優勢に戦況が進んでいく。ただサークルの魔法使い陣営はヤバい。
主に画面負荷の意味で。
しかもフレンドリーファイアを気にせず味方ごと大魔法をぶっぱしてくるもんだから、こっちの前衛(アリスター・オグレン・スタン等)がガンガン巻き添えを喰らう。NPCは味方を避けようとか配慮しないのかよ。敵の攻撃より味方の砲撃…誤射?のほうがよっぽど怖い。
おまけに50人からなる大魔法師団の各々が一斉に自分の魔法を唱えだすから画面エフェクトが一斉に飛び交ってガクガク。プレイヤーも死ぬ。

結局火力はやべーんだけど全く使い勝手がよろしくないサークル軍団は封印してドワーフの歩兵隊とエルフの弓隊とゴーレムだけでどうにか屋外のダークスポーンの将軍たちを倒して城内へ突入。


城内の戦いは、真っ赤な名前のネームド魔法使い戦が一番苦戦して全滅したりしたけど無事倒して最後は屋上へ出てダークスポーンのドラゴンと対決。
これが多分ラスボス。

直接対決の打撃戦は割りと優勢。増援のダークスポーン兵が来ても通常攻撃一発で倒せてしまうのであんまり意味はないが、あとからあとから沸いてでてくるので鬱陶しい。
ある程度ダメージを与えたら飛び上がって塔から砲撃してくるんでバリスタを見つけて雑にバリスタ当てたら屋上のフロアへ舞い戻ってきて結局それ以外に目立ったギミックは特になし。まぁ古いゲームだし仕方がない。アリスターにタンクさせながら後ろからレリアナとモリガンが遠距離攻撃を続けていたらサクッと倒せてしまった。

ヒヤッとしたのはバリスタが見当たらず手の届かないとこにいってしまったドラゴンに対して何をすればいいのか分からなかった時だけだったな。
あとドラゴンのHPが半分以下になったころにようやく右サイドの援軍ボタンでエルフやドワーフの援軍呼べるの知った。
援軍呼んでたらもっと楽だったかもしれん。


黒トカゲ死亡


凱旋後は褒賞で大臣に任命された。
おかしいな。災厄が去った後は黒カラスにスカウトされる予定だったのに。
話の流れで一つ選択肢選んだらポンポン役職が与えられたり国の行く末に繋がりそうな決定が即決されたりしてぶっちゃけ怖い。
思い付きで選んだ選択肢でストーリーが決まるのかよ。


そのあとはパーティの仲間たちとお別れの言葉を交わしてエンディングへ。
なんかレリアナとは恋人関係になった気がするんだけど割とサクッとバイバイして彼女は外の世界へ探検に行っちゃうらしい。マジかよ。
この後結婚とか、一緒に暮らしましためでたしめでたしにはならないのか。


遺骨は結局行方知れずエンド。
ドワーフの国は、善意で助けたドワーフ神父が信徒を集めすぎて問題になってぶっ殺されて社会問題になったらしい。
あとブランカがゴーレム作りたいマンと化してハロモンド王が地上からヒューマンやエルフを拉致するようになったと聞いて卒倒しかけた。ドワーフの倫理観どないなっとんねん!エルフのザスリアンもそうだったけどこの世界の住民ぶっ飛びすぎやろ。


サイコパスっぷりではモリガンもなかなか…。
結局モリガン(フレメス)の狙いもわからず仕舞いだったし少しモヤモヤが残る。

とりあえずこれで本編はエンディングを迎えた。
コメディやパロディ要素が少なく前評判通りがっちり本格的なハイファンタジーで大満足なゲームだった。物語の選択肢はかなりバラエティに富んだ内容で申し分がない。どの択を選んだかによってストーリーが細かく分岐していくのも非常に良かった。
半面少し劇場型に寄せすぎているきらいもあり、「選んでいる」というより「選ばされている」と感じさせられる場面も少なからず、あくまでシナリオライター(GM)の掌の上で踊らされているなという不自由さも少し垣間見えた。

戦闘の難易度はノーマルだったけど鼻歌歌いながら適当にボタンぽちぽちでは初見では全滅するような難易度になっていてちょっと難しい。きちんとシーフによる偵察をする。罠を見破る。魔法使いがいたら詠唱妨害をちゃんとするなどの基本的事項を守らないと雑魚戦でも死者が出かねないので気の抜けないゲームであった。