BIGLANの続き

 会場に入ろうとすると荷物チェックをされた。秋葉原に似つかわないフォーマルな格好だったせいかもしれないが。まず第一目的のWarcraft3大会を見物でもしよう。でもきっと人がいっぱいだろうなぁと思っていると…
ガラガラ…
 これはきっと見学用のパイプ椅子が足りないからだ。そうに違いない。それにしても見物人が片手で数えれるってどういうことだ。国内じゃこんなもんなのかな。よく知らんけれど。正面ディスプレイに映し出された映像を見ると、どうやらすでにトーナメントは回を重ねているらしく、すでに4戦目か5戦目の中盤だったようだ。
 ここでふと思う。
 解説のAkisayaさんの声は間違いなくプレイヤーに聞こえているはずだ。密閉式のヘッドフォンなら話は違うかもしれないが、結構大きなマイク音量で解説しているので相手の動きとかばれてるんじゃないかなーと思っていると、プレイ中の人たちはそれどころじゃないらしく、結構忙しそうに指を動かしている。その速さ尋常じゃない。
 でも多分僕も同じくらいキーボード叩いているような気がする。見ていて面白かったのは人によって使っているキーボードがバラバラということ。定番のRealforceを使っている人は少なく、マイクロソフトのものやLogicoolのものもある。ペンタグラフの薄っぺらいものでやっている人もいて、逆に尊敬してしまう。
 右手のマウスの動かし方も大きく左右振る人もいれば、感度を上げてできるだけ振りを少なくしている人もいる。今回見たかったのはこういう普段画面を挟んでいるとまず見えない部分を他人がどうしているかという、“ファミレスで言うとレジの前にあるオモチャの種類”のようなすごく細かい部分を勉強しようと来たわけだが、遠目からではいくら視力がいいと言っても、見える角度も悪くあまり見ていても見るものが無い。
 自分が使っている種族ということもあって、Humanがやる時はほとんど画面から目を動かさなかったけれど、OrcにもNEにもやられていいとこなし。OrcへのMass Casterは流石に返し方が広まりすぎてプロでも負けが多い。NEは相手が、強い。
 対戦後のインタビューで中々興味深いことを聞いたのでコレはコレで収穫はあったものの、こればかり見ているのも暇なんで隣にあるBF2142で遊ぶ。勝ち方はおろかルールすら分からないので、とりあえずヘッドショットを狙うが、後々気付いてみると実はBFはヘルスシステムだったという。頭狙ってもしょうがないのか。どれが敵でどれが味方かも良く分からないので動くものを片っ端から撃っていくと、たくさんTeamKillerのカウントがもらえた。
 その後、参加者たちのPC画面をうろうろ見て回る。どうみてもこれ変人。素人にはオススメできない。知り合いもいないので、喋る相手もいず、暇で暇でしょうがない。デッドライジングのイベントなどを見物したあとお店を出て、近くのパソコンパーツ屋を巡る。
 目的は壊れたままのヘッドフォンを買い換えるためだが、TwoTopやSoftmapなどを探してもヘッドフォンは置いてない。合計4件くらい回って見つからないので、駅前の大型電気店(名前不明)に入って探すハメになる。
 結局唯一見つけたAudio-TechnicaのATH-CL350Rという以前ぶっ壊れたものと全く同じものを買うことにした。4980と安いし、これを買って帰れば以前の製品がどこで壊れたのか実証できるかもしれない。さっそく帰って以前の製品と電源を取り替えたり、ケーブルを差し替えたりしていると、どうやら壊れた原因は充電ベースにあるような気がしてきた。
BIGLANの感想:
知り合いが行かないと二度と行かない。
知り合いも、”ゲームの分かる”知り合いじゃないと相当つまらないものなんだろうなぁ。

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