ヘッドフォン

 今使っているヘッドフォンがAudio-TechnicaのATH-CL350というヘッドフォンの中では下の下くらいの無線ヘッドフォンなんだが、これの調子が最近よろしくない。MP3を流すと音声部が完全に抜け落ちた、ある意味すごい調整をしてくれる。恐らく低音域と高音域の一定数以上が全く出力されない現象。以前はコードを動かしたり引っ張ったり刺し直したりすると、ある程度元に戻っていたんだけれど、最近はこれもあまり効果が出なくなってきた。
 サウンドカードを買い直さずオンボードのまま使っているせいか、とも思ったけれどそれにしてもMP3まで完全に音が出なくなるというのは不自然すぎる。前回の教訓から学んだ私はずっとヘッドフォン側が悪いのだと思っていた。とにかくこの安物ヘッドフォンが悪いんだ、と。
 というわけで、新しいヘッドフォンを買う決意をするのに大した時間はかからなかった。あまり音に興味は無いので無線で、不具合さえ起こらなければ何でもいい。さすがに5000円は安すぎたことから、今度は7000-8000円台のものを買うことにした。ここにきてようやく品質>越えられない壁>コストということに気付いたのだ。一番いいのは安い、コードタイプが安定するんだろうけれど、コードは苦手だ。いくらPC前面にコネクタがあるからといってコードがちょろちょろと床を這いずり回っているのは気分がよくないし、何より椅子を引いた時にコードを踏みつけて下手をすればそっちのほうがよほど危険だ。
 そうして価格.comで安物ヘッドフォンを注文した私はもう一度どうにか現状を少しでも回復できないものか悪戦苦闘した。サウンドデバイスは相変わらず問題ない。その後辛うじて音声を超極小で捉えることができたので、システムの側の音量を最大にしてどうにか音を拾おうとすると…なぜだかヘッドフォンが正常動作をしだした。
 予想外だ。
 よりにもよって注文した後になって直るなんて…。そうだ、逆に考えるんだ。片方を予備として使える!と。嗚呼…
 もういいや、寝よう。

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