国産MMOGで遊ぶ

Fantasy Earth Zero
 スクウェアエニックスが開発、プロデュース、そして放棄したMMOGらしい。内容はPvPを主軸に置いたファンタジー物ということだが、レベルという概念とPvPの親和性が信じられない僕にとって半信半疑のネタプレイだったのだが。
案外良く出来てる。
 いやいや、PvPゲームのノウハウの無い国内企業にしてはよくやったと思うくらい良く出来てますよ。ただPvPゲームとしてはいくつか完全にNGなことも多いけど中々遊べるゲームだと思う。良い点から挙げていくと、レベル制だけれどExpがヌルく、ちょっとフィールドでmob叩けばすぐLv10くらい上がる(Lv10あれば十分RvRの戦闘面に参加でき、対等に戦うことも可能)。また戦争(RvR)に参加すると勝敗に関係なく双方ともに一定のExpがもらえ、死亡ペナルティなし。特に双方にExpを与えるという仕組みはレベル制に加えて最近のカジュアル志向の雰囲気の中では有効なんじゃないかなあと思う。

 キャラクターはCasterタイプ。国はエルソード。僕のゲームに対するオーソドックスな方法論として、まず最初は後方支援キャラクターで遊ぶという鉄則がある。これはゲームのシステム、流れを早く理解するためかなり重要だと思っている。特に僕は説明書を読まない子供なので何をどうすればいいのか、その辺の基本的最重要事項を前衛についていくだけで学べる後衛というのは都合がいい。僕がCaster/Healer好きなのは後ろからポンポン魔法撃ってりゃいいってのもあるけど、もう一つはシステムを素早く理解してゲームを有利に進めるためでもある。ところでこのゲーム、もうちょっと渋いキャラクターは作れないものか。一通り眺めてどれも萌え系だったにウンザリして、名前とクラスだけ入力。あとはデフォ設定。

 悪いところその1
オプションがこれだけ。
笑えねえ。画面サイズは800×600/1024×768/1152×864/1280×960だけ。今時1280×1024に対応してないゲームも珍しい。どうしても気に入らないのでiniファイルを書き直し。
 とりあえずワールドに放り出されたが、Lv1では何をすればいいのか分からないのでまずLv上げ。困ったときにはレベル上げ、これ便利なMMOGの言葉。街から出て隣のフィールドで弱いmobを叩く。人はいっぱいいるが、mobのrespawn速度がありえないほど早い上に倒しやすいよう設定されているのかバタバタ倒れていく。これが三国無双ってゲームか!

 消費アイテムは持てる制限が10個と決められているらしく、これはPvPを公平にするために必要な措置なのは分かるけれど…30分もRespawn SpotでPopするmobをひたすらモグラ叩きし続けると拾いきれなくなる。視覚的に邪魔なので一定時間経過すると消せるなり何なり措置が欲しいと思うが、これは大した問題じゃない。
 一番の問題は、通常アクションPvP(FPS)で使われる技術が全く役に立たないこと。当たり判定がクライアント依存ならしく、偏差射撃してもPvPの相手の回線状況によって当たる当たらないが決まってくるのは如何なものか。回線絞ればチートし放題というシステムは直したほうがいいと思う。
 あと修正射撃。カメラを振りながら射撃すると普通のPvP FPSならカメラの振りに応じて弾道が自動修正されるのだが、なぜか修正が効かず真っ直ぐ飛んでいく。FPSプレイヤーとして見ればこれほど駄目なゲームは無いと思うけれど、元々多少駄目なゲームなんだと先入観を持ってプレイしたのであまり酷い落胆は無かった。
 そういうシステム的なものを除けば割と良く出来たゲームだと思う。正式リリース後も基本無料なゲームだし、こんなもんだろうと。

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