Quake4と映像技術

Quake4を遊んでみた。結論、重い
数ヶ月前にDoom3を遊んだ際もまだずっと重くて快適な人殺しはできないと思ったのが正直な感想。そこで登場した改良型Doom3エンジンが搭載されたQuake4ならいくらか描画負荷が軽減されているのではないかという浅はかな期待をしていたが、結論はもっとハードスペックを上げなくてはいけないということらしい。現在のPCスペックは、
Pen4 3.0Ghz
Ram 1.5G
VGA Geforce FX 5900XT
1280 x 1024
という構成で、1年半前にこのスペックを揃えた時は、2年近くはグレードアップなしで大丈夫だろうとタカを括っていた。だが、当初の予測を遥かに上回るスピードでEQ2が発売され、メモリーの追加を余儀なくされ、さらに今回のDoom3エンジンのせいでVGAまでついていけないという結論に至った。Quake4の設定を最低にしてもFPSが20を下回るのだ。フレームレートがとんでもない事になりだしたのは、DirectX 9.0になりシャドウマッピングの技術に凝り出したメーカーのワケノワカラン方針だ。
個人的には影とかリアリティの演出というのは大切だと思う。しかし、そればかりにこだわりすぎて、本来のゲームつまり快適な遊びという趣旨から外れているような気がする。昨今の映像技術の進歩は目覚ましい。ゲームがあたかも映画のワンシーンのような錯覚を覚えることもある。しかしDoom3エンジンに関して言えばCGを駆使した映像は綺麗なんだけど、内容がツマラナイ映画(Mixiに書いたようなVan Helsingとか)のようなものになってしまっている。映像は綺麗なんだけれど、何だかプレイしていてダルイ。プレイヤーの動きに機敏さがない。技術屋が最大限最高の映像美やクオリティを追求するのは分かるが、ディベロッパーはそれと同じくらいプレイするユーザーの視点に立ってゲームのさじ加減を調整してもらいたい。
Quake4のために言っておきますが、これはいいゲームですよ。ただ、常駐アプリを減らしても動きにもっさり感があったり、動画撮影をするとFPSが一桁にまで落ちるのはどうにかしてもらいたいんです。

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