銀星の赤箱
製造元はエジプトのLord社です。品質の安定しているLord社らしくアタリが柔らかい割りに刃の鋭さが保たれています。欠点としては剃り残しの多さです。剃り残しに関しては、同社の製品全般に言えるんですが、この替え刃はどちらかというと質が悪いほうだと思います。しかし悪くてもその辺はLord社の製品らしく、ヒリつきが少ないのでストロークを細かく丁寧に、手数でカバーする手法で剃っていけば10回以上は安定して剃り上げることができました。
大体10回目を超える頃から刃の切れ味が一気に落ちてしまいます。15回目になるとほとんど切れていないのでゴリゴリ削るという感覚に近いものになりました。この頃になると、顎の周りなど刃の面を当てるのが難しい箇所では5回ほど同じ場所へストロークを繰り返します。ほとんど切れないのでそうするしかないのです。通常の高い切れ味を保ったままの替え刃で同じことをすれば肌当たりが悪くなり、ヒリつき感でストレスが溜まるところですがLord社の製品はその辺の問題がほとんど感じられません。切れ味の悪さが逆に功を奏している稀な例だと思います。
使用ホルダー:Merkur34C
尚、評価は5段階により最上位得点を5点とする。
価格………100枚購入時の金額
入手性……店頭、通販問わず日本での入手のし易さ。数値が高いほど簡易に入手できる
肌当たり……数値が高いほど剃り上がり時の肌の痛みがない
満足度……数値が高いほど満足度が高い
耐久性……数値が低いほど捨てたくなる。尚、剃り味とは別物
鋭さ………数値が高いほど少ない力でヒゲを切断できる
滑らかさ…数値が高いほど剃り残しが少ない