雑記

 本棚を眺めていて、ふと涼宮ハルヒシリーズの続編が出たんじゃないかということを思い出した。
 私が持っているのは8巻まで。丁度8巻目が出た頃、アニメ化がどうのこうのでネット上で話題になっていたときにブームに乗って買ってみた、というまさに野次馬的な読者なもので、あれ以来ライトノベルというのは全く買うこともなく、趣味が違うの一言で情報も調べていなかったのだけれど、お話は最後まで読まないと寝つきが悪いタイプなので、どこまで新刊が発行されているのかWikipediaで調べてみたら、既に9巻目は出ているらしいが10巻目が発売日未定ということを知った。
 それから色々関連事項を調べていたら「涼宮ハルヒの微笑」というものを見つけた。あちこちのブログでお薦めされている様子から見て出来がいいらしい。何の気なしに読んでいたら、これが結構面白く、読後、もうこれが涼宮ハルヒシリーズのエンディングでいいんじゃない?という気になったほど。涼宮ハルヒのお話の大筋以外をすっかり忘れていた自分からすれば、細かい伏線の回収がどうかという問題はともかくとしてハッピーエンドでスッキリ。そうして考えてみると、逆にネット上にこれがあるため、著者は新刊発行に当たって大きく軌道修正を迫られたんじゃないかと邪推してしまう。現実からネットへの模倣は許容されるが、ネットから現実への模倣は拒否される現象。それだけ、今でも十分現実世界がバーチャル世界より比重の重たい証でもあるので、まだまだ世の中に安心できるような、表現しにくい何だろこれ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です