The Painscreek Killings

Painscreekの街で起きた殺人事件を推理する3Dアドベンチャーゲームです。

ネタバレになるので具体的な中身については書けないけど、シナリオはかなり良く出来ている。登場人物も個々の人格が細かく描写されていて、非常に奥行きのある良いゲームだった。ただ、ひたすら探索を強いられるのは面倒くさかった。東の端の教会で手に入れた鍵を使うために、次に西の端にある施設まで歩かされるようなことが何度もあって、導線が七面倒なゲーム性になっているのは残念だった。雰囲気作りのためにしっかりした街マップを作ったんだろうけどメインストリートの数や入れない家屋が多すぎる。着眼点は悪くないしゾンビの出ないバイオハザードのような洋館探索は最初は楽しかったんだけど、起承転結というかプレイしているときの感情の起伏みたいなものが特に感じられない。その原因はやはりマップの広さと複雑さが主因だったと思う。繰り返すが、ストーリーの運び自体は悪くない。

真犯人自体は、全体の工程の半分を過ぎた辺りでおおよそ正解が推察できて、残りの4割の工程はその正解を補強するための材料を集めるだけの作業と化す。最後に自分の推察をひっくり返すどんでん返しのギミックでもあるのかなと思っていたら特にそういう情報も出なくてスルっとエンディングまでいってしまった。

ところでこのゲームはのんびり日誌やメモの断片を読みながら寛いだ状態で遊ぶゲームだったので、熱い緑茶を片手にのんびり考え事をしながらプレイしていたらいきなりアクションイベントが始まるのはビビるから辞めてほしいと思った。もう完全にそういうゲームじゃあないと決め込んで、腰を落として遊んでいたので、いきなりそういうのは困る。っていうか解答分かりにくいラストの病院はビビる。どこへ行けばいいのか分からなくて同じ階段とフロアを5周くらいしたぞ。心臓に悪い。

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