King Arthur – The Role Playing Wargame –

アーサー王物語がベースのTotal War系のシミュレーションゲームっぽく見せかけてるロールプレイングゲーム。
そう、これはロールプレイングゲームなのを忘れてはいけない。今や懐かしのゲームブックをこんなタイミングで遊ぶことになるとは思わなかった。普通のシミュレーションだと思って遊び始めたら「あなたは穏やかな湖畔のほとりで歳を取った漁師の男と出会った。彼は最近夜になると岸辺から不思議な歌声が聞こえてくるので日が落ちる前にここを離れたほうがいいと言う。あなたは漁師に対して―――」などというロールプレイの語りが始まったときは予想外のゲーム性に胸が躍った。

これ2009年のゲームで、なぜか知らないけど2010年に買っていてライブラリには登録されており、なぜか一度もインストールしていないのでいつかやろうと思っていたゲームだったのだ。あの時このゲームを買った俺グッジョブ。そしてその時なぜその時すぐ遊ばなかったんだ当時の俺。

今やるとシステムは滅茶苦茶取っつきにくいし、バグまみれだし、細かいところでストレス溜まる仕様だけど雰囲気は滅茶苦茶良い。ただ自分自身がアーサー王物語のオリジナルをちゃんと読んだことがなく、エクスカリバーを引き抜いたアーサー王が円卓の騎士と共にサクソン人を撃退してイングランドを統一して最後は身内の内輪揉めで死んでしまうという概略でしか知らないのが残念だった。知識がないのが惜しい。あと俺の知ってる知識だとエクスカリバーはマップ兵器でアーサー王は大食らいの女の子といった程度。


去年のSpellforceに続いてこれが今年のストラテジーの当たりかな。気付いたらプレイ時間が50時間超えていてまだエンディングが見えなくて、なんだこのボリューム!?と驚いた。完全にダークホースだった。これで売れてない、評価されてないんだから世の中わからんものよな。まぁRTSなのかRPGなのかTRPGなのかはっきりしない感じなのはウケが良くないだろうことは想像がつく。RTSとして見ると何だか温くてRTSプレイヤーの大半はこういうRPG要素要らんって言う感じで、RPG好きな人はこんな分かりにくいシステムしたRTSは面白くないって感じるだろうし、大多数の”こういうのが良い”を微妙にストライクゾーン外した雰囲気で人を選ぶんだろうな。私みたいにたまらん人にはめっちゃ刺さるんだけど。惜しい。

追記
結局余裕で100時間以上遊んでた。

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