Virtual-On

 昔懐かしいゲームを見つけた。
 昔々ゲームセンターにフルポリゴンのロボット格闘ゲームが登場しました。その名をバーチャロンと呼び、後にセガサターンにも移植されたこのゲームをよく遊んでいました。ふとした拍子に思い出し、検索してみたところWin98時代にPC版としても移植されていたようです。せっかくなので体験版を落として遊んでみましたが、本来スティックを使って遊ぶゲームを無理矢理キーボードで遊ぶと無理がありますね。

 当時、対戦格闘ゲームと言えばストIIを代表に人間と人間が戦うものが主流だった中、敢えてロボットモノというところにセガのマニアらしさを感じます。これを皮切りに後年アーマードコアや最近アーケードで流行のガンダムvsガンダムのようなロボット対戦ゲームも増えてきました。アーマードコアの古い話はまた置いておいて、当時ロボット格闘モノと言えばバーチャロンな自分でしたが、なぜかその後続編として作られたオラトリオ・タングラムや最近のMARSといったものには興味がなくなってしまいました。
 というのも年々テムジンを始めとした多くの機体がどんどんケバい色使いになって、どうも趣味が合わないと感じるようになったからです。思えば新作のガンダムシリーズが「ガンダム」と認識されているのは、一般的に見て「ガンダム」という名前ともう一つ、「見た目」のアイデンティティがあると思うのです。例えばガンダムなら白を基調に他の色はそれを立てるために配色されているのが基本です。従って「ロボット」で「白い機体」とすれば多くの人はガンダムだな、と認識できるのです。しかしこれを見てもらえれば一目瞭然ですが、

RX-78がいきなりEx-Sになるくらいの衝撃だよこれ。プラモデル版だともっと色使いが下品になるのでお薦めできない。何だろうこの絶望感。もう少しカラーリングについてはどうにかならなかったのかと問いたい。
 そんなわけで初代は結構遊んだ記憶があるのですが、ライデンが妙に強かった印象があります。一応主役機っぽい扱いなのに性能が微妙なテムジン、ボム投げてトンファー使うしかないアファームド、ジオングのパクリだとしか思えないバル・バス・バウ。今思えばずいぶん尖ったゲームだったなぁと思います。それだけに思い入れも一入で、そのうちプラモデルで発売されているシリーズでも買ってみようかと思っています。でも最近のテムジンなどはステッカー地獄のようでそれも戦々恐々。デザインは悪くないんだけどなぁ、デザインは。

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