Unreal Tournament3

Unreal Tournament3

問題の署名:
問題イベント名: APPCRASH
アプリケーション名: UT3.exe
アプリケーションのバージョン: 0.0.0.0
アプリケーションのタイムスタンプ: 49cb0f31
障害モジュールの名前: ntdll.dll
障害モジュールのバージョン: 6.1.7600.16559
以下省略

 Unreal Tournament3を起動しようとしたら、なぜか上記のようなエラーが出てゲームが動かなくなってしまった。最初はインストールエラーなのだろうと思って、一度再インストールを試みたが相変わらずエラーメッセージが出るだけでメニュー画面まで辿り着くこともできない。Steam経由で駄目ならということで、ファイルの階層を辿ってexeを直に叩いても起動失敗のエラーメッセージが空しく画面に残る。まさかWindows7、あるいは64bit OSで起動できない不具合があるなんて…と検索をしてみたがそんな情報もなし。日本国内のウェブサイトで同じ症状の報告例がないか調べてみたが、プレイ人口が少ないこともあってほとんど情報が見当たらない。

 そこでSteamのフォーラムの存在を思い出したので、流し読みで上から下へ眺めていると、今回のエラーと非常によく似たエラー現象を報告してるスレッドを発見。そのまま読み進めているとどうやら1.Kaspersky Internet Security 2011の最新版を利用しているということが起動エラーの原因と書かれている。なるほど、私もKasperskyのユーザーだと思い自分の利用しているバージョンを確認するとver 11.0.2.556(a,b)とある。なるほどなるほど、読めば読むほど状況がそっくりだ。報告されていたエラーメッセージも細かい数字が違うことを除けば、ほぼ同じ内容だ。ということで、解決方法はKasperskyのバージョンをver 11.0.1.400にロールバックすることのようだ。念のためKasperskyを一度アンインストールした状態でUnreal Tournament3を起動したところ、問題なくゲームが遊べることが判明した。やはりエラー原因はKasperskyのver 11.0.2.556にあるらしい。

 さて、そこでどうやってver 11.0.1.400にロールバックするか、だ。私の場合、ダウンロード販売で購入したのだが、手元のセットアッププログラムはver 11.0.2.556のもののみ。購入元のサイトも日本カスペルスキーのサイトも旧ver 11.0.1.400の配布はやめていて手に入らない。海外のKaspersky Labでは旧ver 11.0.1.400も公式配布しているのだが、プロダクトキーに互換性がないので役に立たない。八方塞がりになった私は淡い期待を抱いて12/17更新のver 11.0.2.556(a)のプログラムを試してみたが、やっぱり無駄骨でした。どこかに日本語版のver 11.0.1.400が落ちてないかなあと思って検索をしてみたが見つかるわけもない。いっそP2Pでダウンロードしようか、元々セットアッププログラムはフリー配布だし悪いことじゃないよね、それにちゃんとお金払って買ったものをロールバックしたいだけなんだからいいんじゃないかな…とか考えたけどギリギリで思いとどまって、販売元のサイトに旧バージョンのプログラムをダウンロードさせてくれないか聞いてみることにしたら、Kaspersky製品は日本法人へ直接尋ねてくれとのことなのでメールにて問い合わせた。オンラインゲームが起動できないこと、海外では旧バージョンへ差し戻すことで回避できていること、探し回ったが旧バージョンのセットアッププログラムが見当たらないのでメールでセットアッププログラムを送って欲しいことなどを書いて送ったら、翌日ver 11.0.1.400のダウンロードURLを併記して返信がされていた。レスポンスの早さに加えてひょっとして旧バージョンのセットアッププログラムをサーバーにアップロードしてくれたのかなと好印象を抱いた。案の定、Kaspersky側としてはUnreal Tournament3というゲームが起動不可になるというエラーは把握していないようだった。そりゃこれだけプレイ人口少なければ報告も挙がらないよなぁ…。

 さっそく手に入った旧ver 11.0.1.400セットアッププログラムを起動。インストールのアイコンをクリック後”Kaspersky Labにて最新版ver 11.0.2.556を検知したのでアップデート版をインストールするならYes、続行するならNoを選べ”という罠がある。旧バージョンでインストールすることを確認したら後はエレベータ式に進めていくと完了。Unreal Tournament3の確認をすると、今度は問題なく起動できる。これで一件落着かと思いきや、今度はKaspersky ver 11.0.1.400のアイコンが変な色に染まっている。どうやら一部の機能が有効化できなかったから警告を発している様子。よく見るとインスタントメッセンジャー監視が機能していないみたいだ。とりあえず定義ファイルのアップデートとファイアウォール、システム監視がちゃんと動いていることを確認したので、この警告メッセージは無視することにした。何かを得るために、時として人は何かを捨てなければならないのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です