これまで噂の段階でしかなかったDiablo3ですが、公式サイトがオープンしています。
Blizzardは「Worldwide Invitational」というイベントを今日(昨日)から開催しており、これに合わせて発表があったようです。どうやらライブカメラの映像を見損ねたようでしたが、発表時には大勢の人が集まっていたようで、Blizzardの本気が伺えます。当然私は「買い」なんですが、Hellgate:Londonの欧米での失敗と日本語化の遅滞、提携相手のバンダイナムコがドタキャンでEAに販売元が動いたりといったこと、それからカプコンがWoW直前でBlizzardからDiablo、Warcraftの版権の更新契約を打ち切られた経緯を考えると、公式的な日本語化翻訳版パッケージは望めそうにないと思ってます。また個人的には現在のネットゲーム情勢の中で、果たしてDiabloがかつてのように世界を席巻できるのかどうか、というのにも多少疑問は残ります。
恐らくBlizzardですので、Battle.Netに当たるネット対戦システムは与えられるのでしょうが、今現在でもパッケージ費用+Battle.Net広告収入費だけでサーバーの運営まで行えるのかどうか。今のところBattle,Netの運営は広告収入で賄えている範囲なのですが、Hellgateのように月額課金によってエクストラコースというものが用意されるかもしれません。しかし、Hellgateの失敗から鑑みると主なMOユーザーの好みとして「無料」「快適なネット対戦」というのは切っても切り離せなく、実際エクストラコースを導入したHellgateが盛大にユーザーから反発を食らい客離れを起こしているという現状を見る限り(Hellgateの失敗原因はそれだけではないのですが)、Blizzardとしては従来通りの無料運営、無償アップデートを行わなければユーザーから一瞬で見放されてしまいそうな気がします。10年前と違い、今ではネットゲームなんてそこらじゅうに転がっているわけで、ブランド力だけでは集客力としては心もとないなあと思います。
リリースは例年通りだとしたら早くて来年、普通に考えて再来年くらいが目処になるんでしょうか。今後の流れとしてはWarhammar→Diablo3となりそうです。
確かにプレイムービー見る限りTitan Questとの違いがあまり見られませんね。ただ、Diablo3の開発は2の発表以後すぐに着手されたという話を聞いたことがあります。Diablo2を進化させたらこうなったというのがいい意味でTitan Questだったのでしょう。その他にもDiabloをコピーしたゲームはたくさん作られましたがどれも劣化コピーに終わっていますし。
相変わらず血飛沫表現は激しいようでレーティングがどこまで上がるかというのも気になります。Diabloは15+で途中から18に引き上げられたんだっけ。ゲーム業界が全体的にカジュアル化方向に向かいつつあるので、Diablo2の拡張版を作るより完全新作としたほうがユーザーとの折り合いもつけやすいのでしょう。新規ユーザー開拓するにはレーティングを下げてカジュアル化、マルチプラットフォームが手っ取り早いのですが、下手なカジュアル化は既存のプレイヤーたちから猛反発がくるでしょうしね、特にDiablo世代は思い入れが激しい分落差に絶望すると潮が引くように一瞬でいなくなるのはHellgateが証明済みですし…。
焦らしプレイ大好きなBlizardのことですので、発売は何年か先になるでしょう。今のネットゲーマーたちの流れを見る限り、流動組みはAoC→Warhammarを目安に動いているようです。問題はWarhammarのあとに目立ったタイトルがないのが気になります。
頂いたコメントを読んでいるうちに、自分も時代に付いていかないといけない世代になったのかなという思いに駆られました。
DIABLO2から8年(ゲームの設定では20年でしたか)もたてば、世界の図式が一変してもおかしくはないわけです。
それでもなお、あの灰暗い血みどろの世界への憧れが捨て切れない事を思うと、なんという危ない代物だったのかと思わされます。
昔のDIABLOのようにしてくれという署名活動まで始まっているようです。
私が先回申し上げたことを思っている奴らは沢山いるようですが、賛同はしません。今更この段階で方向転換しても、結局全ての人に不満が残るはずだからです。
しばらく気が病むことになりそうですが、この歳月がゲームより楽しい時になることを期待します。
時間は前に向かって進んでますからね。
特に今は世代交代の時期なんでしょう。90年代世代が徐々に消えて00年プレイヤーたちが主なプレイヤー層として広がっていっているのを感じてます。この変化に対応できないと僕らも口うるさい老害と呼ばれるようになる気がします。