そうだハイデ、行こう。
もう毒沼とか溶岩海とか汚水だらけの地の底とかそういうのはお腹いっぱいなんだ。海を見に行こう。
そう思ってマデューラからテクテク歩いてハイデ方面へ行こうとしたんだが、このおばさんがハイデに行きたければ2000ソウル払えと守銭奴みたいなこと言いやがる。もしかしてこいつはここで人が通行する度に2000ソウル徴収してるんじゃなかろうな。とんでもないやつだ。
そんな奴には一銭たりとも払いたくないので踵を返してマデューラの篝火から直接転送で飛ぶことにした。
で、竜騎兵の待ち構えていたボス部屋の上の見晴らしのいい展望台からスクリーンショットをパチパチ撮影して回っていたんだけど…。
ここに次のエリアの入り口みたいなのあったんだな!
すべての謎は解けたかもしれない。
なぜ毒消しアイテムも防毒耐毒装備もないのに毒エリアばかり攻略させられたのか。
なぜ行く先々で通行不能な扉でがっちり封印されて進行方向を限定されていたのか。
本来、竜騎兵を倒したら次はここに向かうようになっていたんじゃなかろうか。
やっぱりさ、殺意とか取得経験値とか全然違ったもんね。
熔鉄城の雑魚騎士の取得ソウルとか絶対序盤なんかに稼げる量じゃないよ。あそこ中盤以降に行く場所だよ多分。
奥へ進んで行くと石造りの通路の一部が崩壊して天然の洞窟になっており、抜けた先はその名の通り隠れ港。
薄暗くて視界が悪いがあちこちにたいまつから明かり取りの照明が焚けるようになっているので進行方向へ向かって道を点火していく。恐らくハイデをクリア後にプレイヤーが訪れることを想定したエリアらしく雑魚敵は斧槍二発でオーバーキルしてしまうほどに弱い。ただ配置が厭らしいのと道中が長く、順路を進んで行くがなかなか次の篝火に辿り着けない。途中で斧槍のほうが先に限界を迎えて耐久性が限界に達した警告が発せられたので武装をアーロンの騎士から手に入れた黒鉄刀という格好いい居合斬りのできる刀に交換。
港の最奥まで行き鐘を鳴らすと幽霊船みたいな帆船が港に入港して船着き場に接続された。どうやらボスとかいなくてあの船を呼び寄せることが目的のエリアらしい。やってきた帆船に乗れば次の場所へ移動できるのだろうと思って船着き場から甲板へ乗り込み船員と船長らしき亡者を倒して船を奪取した。
さて、それでどうやってこの船を動かすのだろうと甲板を見渡すがプレイヤーでは操作できない。船内に入っていくが特に敵もなく、なぜかボス部屋入り口の靄がそこにある。
床には特に何もプレイヤーメッセージがなかったから迂闊だったのだろう。
ボス戦が始まってしまった。
エスト瓶は残り3本。これは無理なのでは?と思いながら狭い船内で阿修羅マンのボスと1対1で向かい合う。フレイディアのように前面が攻撃中は背面が無防備なんて都合のいい仕様ではなく、前も後ろも独立してそれぞれが武器を振り回すので横からしか攻撃が仕掛けにくいので最初は苦労していたのだが、ガーディアン盾の100%カットで攻撃は全部受け流せることが判明。
両手の武器を振り回す以外の属性攻撃や特殊攻撃も何もしてこないので普通にガードして一発入れて再度ガードを固めるという基本的な反復動作を繰り返したらあっさりと倒せてしまった。
やはりこのエリアの推奨攻略レベルはもっと低かったのだろうと思う。
阿修羅マンを倒して奥のスイッチを弄ったら船が出航。
送り出された先の船着き場から降りて海岸から目の前の建物に入ってエレベーターで昇ると忘却の牢。
入口でさっそく篝火を見つけたのでチェックインするが多分ここも推奨レベルはもっと低いと思われるので電撃的に攻略してしまうことにした。
ガーっと突き進んで鍵を手に入れる。
意味深な剣士と会話をするが鍵はあるのに扉は開かない。すぐそばには石化した敵が封鎖している扉もあるが果たして香木を使って開けないといけないのかどうか分からないので引き返す。鍵のかかった奥に篝火が見えたのだが、そちらもやはり鍵が開かない。結局元来た道を戻っていくと目の前の地面からニュルっと大きな鎧騎士が出現したので慌てて逃げて梯子の上へ。上から攻撃しようと思って城壁から中庭を見下ろすがあの鎧騎士はいなくなっていた。
わけがわからなかったがよく見たらその鎧騎士が登場した辺りの壁が壊せるので破壊して建物の中へ。今度も篝火を見つけたがやっぱり敵が石化して道を塞いでいたのでこいつの石化を解除して篝火へタッチ。ちなみにこいつは敵ではなくボスソウルをユニーク武器と交換してくれる人だった。ただ手持ちのボスソウルの交換リストを見てもあまり欲しいと思えるものがなかったので今回は見送る。
どんどん進んで行くと今度は罪人の塔に到着。忘却の牢でボス戦がなかったのが不思議なんだが、これまでのエリアの相関性から見るとここには闇霊2体と特別なソウルを持つメインクエストのボスがいるはずなんだよな。なんというか来る順番を間違えているせいか今回そこまで苦労していないのが幸いだ。ここに至るまであちこちで鍵がかかった牢があり、その奥にアイテム等が見えているんだけど入れなくて困っているくらいのもので、構造や敵の配置並びに敵の強さはそんなに手を焼くほどではない。
罪人の塔の屋上の篝火で装備を整えたらエレベーターで下へ。
下層は半分水没しており移動に難がある。排水ギミックでもあるのかなぁと思っていたら壁の奥からニュルっと隠れ港で戦ったボスらしき敵が姿を見せる。
らしきって言ったけど前言撤回。完全に同じやつだったわ。
ただ足場が非常に悪いことを除けば、エレベーターの小部屋に引き籠ればボスは狭い室内には入ってこれないため弓矢で引き撃ちし放題の的となるし、そもそも黒騎士の斧槍が強いので普通に接近戦で競り勝ってしまった。物理カット100%の盾を使うとノーダメ安定なんだね。
水没した通路をまっすぐ進むと明らかにボス部屋っぽい雰囲気の入り口と周囲の床には大量のプレイヤー応援メッセージが書き込まれている。アドバイスに従って両脇の階段を登ってみるが、ここの扉も鍵がかかっていて開かない。
仕方がないので一度来た道を戻りエレベーターで上へ登ってもう一度罪人の塔を探索し直してみるが、やはり鍵らしきアイテムや隠し通路は見つからない。
篝火で休憩をすると水没した下層に陣取っていた隠れ港の量産ボスはまた復活しているのを確認したし、開かない扉は罪人の塔のボスを倒したらゲットできるようになってるんだろうと思い一回チャレンジしてみることにした。
忘れられた罪人というボスは長刀を両手持ちした割と普通の人型の敵なんだけど、とにかく戦闘フィールドが暗いのが特徴のボス戦だった。
動きはアルトリウス型で素早い攻撃を小刻みに入れてきてこちらにエスト瓶を飲む猶予を与えない技巧派タイプ。ロックオンが度々解除される暗いフィールドとリーチの長い剣の長さを正確に見切れずに初戦は一分と持たずに死亡。
ただアルトリウスって私は意外と得意な相手でして、しかも忘れられた罪人はタイミングずらしのような小細工もしてこないためずっと戦いやすく、少々ロックオンが外れやすくてもコロコロと攻撃を回避して斧槍を突き込んでいたら二戦目で勝利。
最奥の篝火にタッチしたらマデューラへ帰還となったが、結局忘却の牢とか罪人の塔のあちこちを封鎖していた扉を開けるための鍵は手に入らなかった。ほぼ隅々まで探したはずなのに見つからず、見えているのに手が届かなかったアイテムが少し惜しい。
そして最後に残された聖人墓所。絶対行きたくなかった大穴の底へ渋々足を運ぶことにした。多分これで4つの偉大なソウルを手に入れて冬の祠が開くのか王の印になって例の扉が開くのかどちらかだろう。
至る所から子ネズミが沸き出る地下のディズニーランドを進んでくと篝火とボス部屋の靄が見えてきた。ただこのボス部屋は横から中が丸見えになっており、そもそもエリアが狭く室内は所狭しとネズミの石像が並べられておりボス部屋らしさは微塵も感じられない。巨大ボス戦じゃあないのかなと思って入ってみると表示ではボス戦が開始されるが巨大ボスもそれらしきものも現れない代わりに次から次へと子ネズミたちが無限沸きする。最初は斧槍のR2を振り回していたがネズミの石像が非常に邪魔くさい上にスタミナが切れたところを子ネズミたちにタコ殴りにされボッコボコになって死亡。
種は分かったので次は慎重に一匹ずつ子ネズミたちを倒して数を減らしていくが、いつまで経っても増援が止まる見込みがない。そのうちなぜか子ネズミを倒すだけでボスのHPゲージが減ることに気付いて何となく仕組みがわかってきた。ただ斧槍では大量の子ネズミの相手は武器の相性が悪くスタミナの消耗戦でついに限界を迎えて最後は石化ゲージが蓄積して死亡。
相手が子ネズミだけで大人が出てこないのであればということで今度はクレイモアに持ち替えて三戦目。予想通りクレイモアの巻き込み範囲とモーションがとても優秀なので斧槍より機動性を生かした戦い方でネズミをひたすら倒しまくった結果ボスのHPゲージがゼロになったらボス戦は勝利という結果で終了。
ボス部屋だったエリアを抜けて次の部屋へ入るとやはりネズミの王様が鎮座していた。
誓約は断ってやった。
クズ底入った瞬間分かったね。
フロムソフトウェアは毎作毎作病み村作らないと死んじゃう病気にかかってるの?
ねえ、誰に需要あるの?こんな嫌がらせみたいなマップ。
敵が無手のちょっとHPの多い亡者くらいなものだから敵の強さは高が知れているのだけどたいまつを片手から手放せないし要所要所にジャンプアクション求められるし、たまに床が抜けて落下するし、伝統芸能かよと。その上、今度は中身を浴びると装備の耐久性を激減させる大きな甕があちこちに配置されていて徹底的にプレイヤーに嫌がらせしてやるという強い意思を感じさせる。いやそんな意思要らん。
ふらふらと探索していると大きな鉄の宝箱を発見して開けようとすると闇霊発生。宝箱に近寄ると闇霊が沸くのは熔鉄城に引き続いてこれが二度目なので見つけた宝箱を即座に開けるような真似はしなくなったので相手の出方を伺う…と思ったら闇霊は遠い櫓の上に登場したらしくその場で降りることも攻撃することもできずスタックしてウロウロ…。ちょっと悪いけど弓矢でこのまま倒させてもらいました。合掌。
クズ底の暗闇アトラクションを満喫しながら下へ下へと落下したり梯子を降りたりしながら進んで行くと二つ目の篝火に到着。もう早くも帰りたい。一秒でも早くこんなエリア終わらせたい気持ちしかない。
二つ目の篝火の近くにこんな動かない敵がいたので倒してみたけど何も落とさないしイベントも発生しない。不思議に思ったので床を眺めていたら「そんな馬鹿な…」と後悔するようなメッセージが残されていた。あれ?僕やっちゃいました?
気を取り直して下へ下へと梯子を降りていくと黒渓谷へ。
敵は黒い水たまりから不意打ちしてくる黒い手。うっかり水たまりに近寄って掴まれると一撃必殺されるほどの大ダメージを食らうので斧槍で慎重に慎重に水たまりを叩いて進む。なお、黒騎士の斧槍は炎属性なので刀身が水たまりに触れると石油のように水たまりが燃え上がるので、ちょっとしたモグラ叩きゲームのようなものになる。この黒い手も炎が弱点らしく、黒騎士の斧槍ならかなりの大ダメージが見込めるので特性が分かればとても与しやすい。
道中進んでいると更に闇霊の森の子ヴィクターが侵入してきたのでバックスタブでサクッと退場させる。最深部ということはあと1体は闇霊が配置されているはずなので警戒を怠らず慎重に進んで行くと石像が道を塞いでいるので香木の数をチェックして余裕がありそうだったので石化を解くと奥に第二の篝火を発見。目と鼻の先に見えているボス部屋の位置から逆算して推測したがやはり本作は篝火の配置が易しい。
ボスの名前は爛れ。
結局最後まで法則に例外措置はなく、マデューラ→第1エリア(ボスあり)→第二エリア(ボスなしor誓約絡みのボス)→第三エリア(4つの偉大なソウルのボス)なんだな。まるで前作とはマップデザインの思想が違うのが面白い。
ただこの爛れというボスはあまり面白味もなく、黒くて燃えてる水たまりを踏んでしまいうっかり大ダメージを被ってしまって失策で死んだこと以外は特段書き記すようなこともなく、淡々とボスの周りをぐるぐる回りながら攻撃をしていたらあっさりと倒して終わった。闇属性のPBAoEに少し驚いたくらいのものだったが、結局それも初見殺しのようなもので味気ない。今のところ一番面白かったボスは熔鉄のデーモンだな。あとオーンスタインさん。そういえばスモウが出てこないな。
最奥の篝火にタッチしようとしたら篝火が突如爆発して死んだと思ったら変な化け物が出てきてこんにちは。
何か意味深で分かるような分からないような抽象的な話をして消えていった。相変わらずこのゲームのストーリーが分からない。アイテム等の各種フレーバーテキストから何となく前作ダークソウル1からいくつも国が興亡して歴史と記憶がほとんど残らないほどずっと後の時代の話なんだなというのは分かるんで、多分最後に行き着く場所ははじまりの篝火になるのだろうと思った。とりあえず4つのソウルをゲットしたので、これであとはどこかからラスボスのいる場所へ行くのだろうと思っていた。