GOTHICMADE

 そういえば公開してたなぁと思い立って調べて観に行ってみたら、予想外な内容で驚いた。ずっと、「また永野が変なもの作ってるよ。そんな映画どうでもいいからさっさとFSSの新刊出せよ。つーかテメー死ぬまでにせめて魔導大戦の結末とヨーン君くらい描けよ。あとできればL.E.Dがライドギグしてフレイムランチャーぶっ放すとことか読みたいけど多分作者生きてないんだろうな」と思ってました。ごめんなさい。映画良かったです。

 本編の最中から”皇帝近衛騎士団”とか”ハイランダー”とか”ヘッドライナー”とか首を傾げる単語や見覚えのある人物がポンポン出てきて、何かこれフィルモアの過去編なんじゃね?って疑念から、クレジットのネタバレで一気に目が覚めた。

nagano043

 なんかもうこんな感じ。だまされたね。本当にこれはひどい。
そうなってくると、いくつかのジグソーパズルのうち、ピースの使い道が分からないのが最後にアップで移った黒髪の男性。クリスティンと町と並んで歩く人物で、黒髪で上流貴族衣装を纏う条件になるとちょっと心当たりがない。しかもエストを隣に侍らせてるという時点で確実に名前がないとおかしな人物。1番目に考えられるのは未登場キャラクター。2番目は髪を黒く染めたダイ・グ。最初はお忍びでクリスティンと逢瀬するためにダイ・グが変装してるって考えたけど、そうなるとエストがいる意味が分からない。目立つフィルモア皇帝衣装着てる時点で変装になってないし。エストは黒騎士以外にも何人かと一時的な契約をしたことがあるからありえない話じゃないんだけど…。

 脚本は俺たちの冒険はこれからだぜっ!ってところで上映が終わってしまうので、FSS知らない人からすると何が何やらさっぱりわからない映画だろうと思った。興行的には多分赤字だろうな。メディア媒体になって販売するかどうかもわからない。見に行っておいて良かった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です